「ヒアルロン酸を入れるほどではないけれど、肌のハリやツヤが明らかに落ちてきた」「小じわや乾燥が気になるけれど、不自然に膨らむのは避けたい」——そんな悩みを抱える方から近年注目を集めているのが、プルリアルデンシファイ(Pluryal Densify)という注入剤です。

プルリアルデンシファイは、ポリヌクレオチド(PN)・ヒアルロン酸・マンニトールという3つの成分を組み合わせた複合製剤で、「ボリュームを足す」のではなく肌そのものの質感と機能を底上げすることを目的としています。

このコラムでは、江坂駅前花ふさ皮ふ科の皮膚科専門医・花房崇明院長が監修のもと、プルリアルデンシファイの成分・作用・ヒアルロン酸との違い・向いている肌悩み・ダウンタイム・料金まで、患者さんが疑問に思いやすい点をまとめて解説します。

こんなお悩みはありませんか?

  • 小じわやたるみが気になるが注射でパンパンになるのは嫌
  • 肌のハリや潤いが明らかに落ちてきた気がする
  • ヒアルロン酸・リジュランとの違いがよくわからない
  • プルリアルデンシファイの副作用やダウンタイムが心配

プルリアルデンシファイとは?肌再生に着目した注入治療

プルリアル デンシファイ(Pluryal Densify)は、フランスの MD Skin Solutions 社が開発した肌質改善・エイジングケア目的の注入製剤です。従来のヒアルロン酸フィラーのように「へこんだ部分を埋めてボリュームを出す」ことを主目的とするのではなく、肌の自己再生力を高め、コラーゲン・エラスチンの産生を促しながら保水力を底上げするという設計思想が特徴です。

肌のハリや潤いは加齢とともに低下しますが、その根本には線維芽細胞(コラーゲンやエラスチンをつくる細胞)の働きが弱まることがあります。プルリアルデンシファイはこの線維芽細胞に直接アプローチし、肌の土台となる構造タンパク質の産生を促すことで、内側から肌質を改善する治療として位置づけられています。

なお、プルリアルデンシファイは日本国内では未承認の医薬品であり、医師の個人輸入のもとで使用される自由診療(保険適用外)です。国内には同種・同効のヒアルロン酸製剤などの承認医薬品も存在しますので、カウンセリングで十分にご確認ください。

プルリアルデンシファイの詳細については、当院の治療ページもあわせてご覧ください。

まずはお気軽にカウンセリングで、あなたの肌悩みや治療の向き不向きを確認してみませんか?

3つの成分(PN・ヒアルロン酸・マンニトール)それぞれの役割

プルリアルデンシファイの特長は、3種類の成分が互いを補い合いながら作用する点にあります。それぞれの成分が担う役割を整理しておきましょう。

① ポリヌクレオチド(PN)— 肌の再生を促す

ポリヌクレオチド(PN)は、核酸(DNA)を由来とする高分子成分です。線維芽細胞に働きかけてコラーゲンやエラスチンの産生を促進し、肌の弾力・ハリを内側から高める作用が期待されます。スキンブースター治療においてPNは注目度の高い成分であり、リジュランなど他の製剤でも活用されています。

② ヒアルロン酸(HA)— 肌の保水力を支える

ヒアルロン酸は皮膚に自然に存在する保湿成分ですが、加齢とともに減少します。プルリアルデンシファイに含まれるヒアルロン酸は、ボリュームを足すためではなく肌内部の保水・潤い維持を目的として配合されています。乾燥による小じわの目立ちにくさや、肌全体のキメ感の向上に寄与すると考えられています。

③ マンニトール— 抗酸化と成分の持続をサポート

マンニトールは糖アルコールの一種で、抗酸化作用を持ちます。体内で発生する活性酸素(フリーラジカル)はヒアルロン酸を分解する要因のひとつとされており、マンニトールがそれを抑制することでヒアルロン酸の分解を遅らせ、効果の持続に貢献すると考えられています。

この3成分が組み合わさることで、「肌を再生する(PN)→ 潤いを保つ(HA)→ その状態を長持ちさせる(マンニトール)」というサイクルが生まれるのがプルリアルデンシファイの設計です。

従来のヒアルロン酸注入との根本的な違い

「ヒアルロン酸が入っているなら普通のヒアルロン酸注射と同じでは?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、両者の目的と作用はかなり異なります。

比較項目 従来のヒアルロン酸フィラー プルリアルデンシファイ
主な目的 ボリューム補充・輪郭形成 肌質改善・自己再生力の向上
主成分 架橋ヒアルロン酸 PN+ヒアルロン酸+マンニトール
注入の深さ 深層(真皮〜皮下脂肪層) 真皮内(肌の浅い層に広く分散)
仕上がりの特徴 ふっくら・ボリュームアップ 自然なハリ・ツヤ・キメの改善
線維芽細胞への働き 直接的な刺激は少ない PNが線維芽細胞を活性化

従来のヒアルロン酸フィラーは「足りないところを埋める」アプローチで、法令線や目の下のくぼみなどに適しています。一方、プルリアルデンシファイは「肌そのものを底上げする」アプローチで、顔全体のキメ・ハリ・潤いを広く改善したい場合に向いています。「パンパンに膨らむのは嫌だけど、肌の質感を若返らせたい」という方に向いている治療といえるでしょう。ただし、効果には個人差があります。

どんな肌悩みに向いている?

プルリアルデンシファイは、以下のような肌悩みを抱える方に選ばれることが多い治療です。

  • 小じわが気になる:乾燥や肌の菲薄化(うすくなること)による細かいしわに
  • 肌のたるみ・ゆるみが出てきた:コラーゲン・エラスチン産生促進で弾力の底上げを狙う
  • 乾燥・インナードライ:保水力の改善により、うるおいを持続させる効果が期待できる
  • くすみ・肌色のムラ:肌の代謝が上がることで透明感の改善が期待される
  • 肌のキメの乱れ・ごわつき:肌の表面構造を整え、なめらかな手触りへ
  • 全体的なハリ・弾力の低下:加齢による肌の土台のゆるみに広くアプローチ

逆に、「法令線を深く埋めたい」「頬のボリュームを大幅に戻したい」といった場合は、従来のヒアルロン酸フィラーのほうが適している場合もあります。カウンセリングで肌の状態や希望をお伝えいただき、最適な治療をご提案します。

効果の持続と必要回数の目安

プルリアルデンシファイの効果の持続期間は、おおよそ6か月〜1年程度を目安としています。ただし、肌の状態・年齢・生活習慣・注入量などによって個人差があります。

初回の施術でも一定の変化を感じる方が多いですが、繰り返し施術を行うことで肌の自己再生力が積み重なり、より安定した状態を目指せると考えられています。一般的には数回の施術をひとつの治療コースとして、その後はメンテナンスとして定期的に受けていただくケースが多いです。具体的な回数やペースは個人の肌状態に応じて異なりますので、カウンセリングでご相談ください。

ダウンタイムと主な副作用

プルリアルデンシファイは極細の針を使用し、必要に応じて麻酔クリームを使いながら施術します。ダウンタイムは比較的短い治療ですが、以下の副作用が起こる可能性があります。

  • 施術後の赤み・腫れ・むくみ(数日程度で落ち着くことが多い)
  • 内出血(注射部位に生じることがある。数日〜1週間程度で消退することが多い)
  • 注射部位の一時的な痛み・違和感
  • まれにアレルギー反応が起こる可能性がある

施術直後はメイクができないことが多いため、施術後のご予定はゆとりをもってお取りください。副作用の程度には個人差があります。気になる症状があった場合はすぐにご相談ください。

当院でのプルリアルデンシファイの特徴

江坂駅前花ふさ皮ふ科では、プルリアルデンシファイの施術を皮膚科専門医・花房崇明院長が担当します。

  • 皮膚科専門医による施術:肌の状態・厚さ・たるみの程度などを医師が診察したうえで、注入箇所・注入量をオーダーメイドで調整します
  • 複数のスキンブースターを扱う皮膚科:リジュラン・ジュベルック・スネコスなど複数の選択肢のなかから、お悩みに合った治療を提案します
  • 一般皮膚科も併設:ニキビ・アトピーなど肌トラブルも同院で診療できるため、美容治療と組み合わせた肌ケアが可能です
  • 江坂駅からすぐ:大阪メトロ御堂筋線・江坂駅から徒歩すぐのアクセスで、梅田・吹田・北摂エリアからも通いやすい環境です

初回カウンセリングは1,100円(税込)で受けていただけます。治療を急かすことなく、疑問や不安をじっくりお聞きします。

当院の美容治療の詳細や料金表はこちらからもご確認いただけます。

プルリアルデンシファイが自分の肌に合うか、まずカウンセリングで確認してみませんか?

料金について

治療内容 税込価格 目安回数
プルリアルデンシファイ(2cc) 77,000円 複数回推奨(個人差あり)
初回カウンセリング 1,100円
  • 自由診療(保険適用外)
  • 施術範囲・注入量によって料金が変動する場合があります
  • 効果には個人差があります
  • 主な副作用:施術部位の赤み・腫れ・内出血・一時的な痛み、まれにアレルギー反応
  • プルリアルデンシファイは日本国内未承認の医薬品です(医師の個人輸入により使用)

江坂駅前花ふさ皮ふ科にご相談ください

「肌のハリが落ちてきた」「乾燥や小じわが気になるけれど、大げさな治療はしたくない」——そうした悩みに対して、プルリアルデンシファイは肌の自己再生力を高めながら自然な質感改善を目指す選択肢のひとつです。

当院では、皮膚科専門医がお一人おひとりの肌状態を丁寧に診察したうえで、プルリアルデンシファイが適しているかどうか、他の治療と組み合わせた方がよいかどうかも含めてご提案します。「まずは話を聞いてみたい」という段階でも、ぜひお気軽にお越しください。

気になる方は、24時間オンラインでご予約いただけます。

⚠ 未承認医薬品に関する重要なお知らせ(医療広告ガイドラインに基づく表示)

  • 本記事で言及している「プルリアルデンシファイ」は日本国内で薬機法上の承認を受けていない医薬品です。
  • 当院では医師の責任のもと、海外からの個人輸入により入手・使用しています。
  • 同じ目的で使用できる国内承認医薬品(ヒアルロン酸製剤など)が存在します。
  • 未承認医薬品については、入手経路・諸外国における安全性等に関する情報は変動する可能性があります。重篤な副作用が国内外で報告される可能性があります。
  • 使用にあたってはカウンセリングで医師に十分にご確認ください。