こんなお悩みはありませんか?
- ✓苺状血管腫が大人になっても消えずに残っている
- ✓子どものころ放置したが今からでも治療できるのか不安
- ✓跡(瘢痕・たるみ・赤み)をどうにかしたい
- ✓早期治療しなかったことを後悔している
苺状血管腫を放置したらどうなる? まず知っておきたい自然経過
苺状血管腫(正式名称:乳児血管腫)は、生後数週間から数か月のうちに現れる赤色の盛り上がったアザです。多くの場合は1〜5歳ごろにかけて自然に退縮していき、「自然に消えるから様子を見ましょう」と説明を受けた経験をお持ちの方も多いと思います。
たしかに、乳児血管腫の大部分は5〜10歳までに縮小・退縮します。しかし「縮小する」ことと「きれいに消える」ことは必ずしも同じではありません。退縮した後の皮膚に何らかの変化が残ることがあり、特に大きかった病変・増殖の速かった病変・顔など目立つ部位にあった病変では、その影響が残りやすいとされています。
このページでは、乳児血管腫(苺状血管腫)を放置した場合に残りやすい変化の種類と、大人になってからでも受けられる治療の選択肢について、皮膚科医の監修のもとわかりやすくお伝えします。幼いころのアザが今も気になっているという方も、ぜひ参考にしてみてください。
お一人で悩まずに、まずは皮膚科専門医へご相談ください。
自然消退後に残りやすい4つの変化
苺状血管腫が退縮した後、以下のような変化が残ることがあります。病変の大きさや部位・個人の体質によって、残る変化の種類や程度は異なります。
① 色調変化(赤み・色素沈着)
退縮後も皮膚表面の赤みが完全には消えず、薄い赤色や紫色がかった色素沈着として残ることがあります。これは病変部に残存した毛細血管や、炎症後の色素沈着によるものです。見た目には「アザのような赤み」として気になるケースが多く、大人になってから受診される方に多い主訴のひとつです。
② 毛細血管拡張
血管腫が退縮した後も、拡張した細い血管(毛細血管)が皮膚表面に残ることがあります。いわゆる「赤い糸くず状の血管が透けて見える」状態で、頬や鼻の周りなど顔面に残った場合は特に目立ちます。
③ 皮膚のたるみ・凹凸
大きな血管腫が退縮したあと、皮膚が余った状態や、凹凸のある皮膚テクスチャーが残ることがあります。血管腫が占めていた体積分だけ皮膚が伸びてしまうため、特に体積の大きかった病変で起こりやすい変化です。
④ 瘢痕(はんこん)
増殖が急速だった病変や、潰瘍化(かさぶた・傷)を生じたことがある病変では、退縮後に瘢痕(傷跡のような組織)が残ることがあります。瘢痕は色調変化と異なり、皮膚の構造自体が変化しているため、治療のアプローチも変わってきます。
これらの変化が「必ず残る」わけではなく、小さな病変・早期に退縮した病変ではほとんど目立たない場合も多くあります。ただ、どのような変化が残るかは退縮が完了するまで予測しにくいという点が、早期からの治療を検討するひとつの理由になっています。
早期治療が最終的な仕上がりに影響する理由
乳児血管腫の治療は「増殖期(生後0〜6か月ごろ)の早い段階に介入するほど効果が高い」と考えられています。これには以下のような背景があります。
- 増殖を抑えることで体積・サイズを小さく保てる:血管腫が大きくなる前に治療を始めることで、退縮後に残る皮膚のたるみや凹凸を減らせる可能性があります
- 潰瘍化のリスクを下げられる:増殖が進むと潰瘍(皮膚が崩れた状態)になりやすくなり、瘢痕が残るリスクが高まります。早期介入で潰瘍化を予防できる場合があります
- レーザーの効果が得やすい時期がある:パルス色素レーザー(VビームⅡ)は増殖期〜停止期の血管腫に特に反応しやすい特性があります
「子どものときに治療しておけばよかった」と感じて大人になってから受診される方がいることも事実です。これはお子さんを持つ保護者の方に知っておいてほしい情報のひとつですが、早期治療が必ずしも全例に必要なわけではなく、小さな病変・目立たない部位では経過観察が適切なケースもあります。どのような方針をとるかは、病変の状態を皮膚科専門医が診たうえで判断することが重要です。
また、アザ治療の詳細については当院の専門ページもあわせてご参照ください。
大人になってから治療を考えたとき:選択肢と保険適用の考え方
「子どものころのアザが今でも気になる」「大人になってから跡が目立つようになった」という方も、治療の選択肢はあります。ただし、成人の場合は状態や目的によって、使用できる治療法や保険適用の可否が変わってくることを理解しておくことが大切です。
VビームⅡ(パルス色素レーザー)
退縮後の赤み・毛細血管拡張に対して、VビームⅡによるレーザー治療が有効な場合があります。595nm前後の波長が血管内のヘモグロビン(赤色)に反応し、拡張した血管をターゲットに照射することで、色調の改善を目指します。成人の場合も状態によっては保険適用になる可能性がありますが、美容目的と判断される場合は自費診療(保険適用外)となることがあります。受診時に医師が状態を確認した上で適用を判断します。
瘢痕へのアプローチ
赤みではなく瘢痕(皮膚の組織変化)が主な悩みの場合は、VビームⅡだけでなく、瘢痕に適した別のレーザー治療や外科的切除が検討されることがあります。瘢痕の性状(陥凹・隆起・色調など)に応じて治療方針は異なるため、まず皮膚科または形成外科専門医への相談が必要です。
外科的切除
限局した(範囲の狭い)瘢痕や皮膚のたるみに対しては、外科的に切除・縫合する方法も選択肢のひとつです。こちらも状態に応じた判断が必要です。
| 治療内容 | 主な対象 | 保険適用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| VビームⅡ(パルス色素レーザー) | 赤み・毛細血管拡張 | 症状により判断(美容目的は自費) | 照射間隔3か月以上。複数回必要な場合あり |
| その他レーザー治療(瘢痕向け) | 瘢痕・凹凸 | 原則自費診療 | 瘢痕の種類に応じて機器を選択 |
| 外科的切除 | 限局した瘢痕・たるみ | 症状により判断 | 形成外科的アプローチ |
- 自費診療(保険適用外)の場合、費用は治療内容・照射範囲により異なります。受診時に詳しくご説明します。
- 効果には個人差があります。
- 主な副作用:照射部位の赤み・紫斑(レーザー照射後)・水疱・炎症後色素沈着・瘢痕など
気になる方は、まずお気軽にご相談ください。オンラインでいつでもご予約いただけます。
当院のVビームⅡ治療について
江坂駅前花ふさ皮ふ科では、米国シネロンキャンデラ社製のパルス色素レーザー機器「VビームⅡ」を導入しています。乳児血管腫(苺状血管腫)・単純性血管腫のレーザー治療に対応しており、お子様から大人の方まで診ることができます。
VビームⅡの特徴
- 595nm前後の波長が血管内のヘモグロビン(赤色素)に選択的に反応
- 拡張した毛細血管や血管腫の血管をターゲットに照射
- 皮膚表面への負担を配慮した設計
- 照射前に麻酔シール・麻酔クリームを使用(痛みへの配慮)
お子様の治療体制
- 保険診療として対応(健康保険+こども医療費助成適用)
- 吹田市・豊中市・箕面市・池田市・高槻市・茨木市・大阪市在住の方:自己負担500円程度(こども医療費助成)
- 首が据わる生後3〜4か月以降から照射可能
- 照射間隔:3か月以上空けて繰り返し照射(保険診療上のルール)
- 皮膚科専門医(花房崇明理事長)監修のもとで治療方針を決定
- 江坂駅徒歩1分の立地でベビーカーでも通いやすい環境
当院は一般皮膚科・形成外科・美容皮膚科を併設しているため、アトピーや湿疹など他の肌トラブルも同時にご相談いただけます。お子様の肌に関する疑問をまとめてご相談ください。
「子どものうちに相談しておく」ことの意味
苺状血管腫(乳児血管腫)は、多くの場合は自然経過でかなり目立たなくなります。すべての病変に治療が必要というわけではありません。しかし、「どのくらい退縮するか」「跡が残るリスクがあるか」は、専門医が早期に診ることで見通しをつけやすくなります。
特に以下のようなケースでは、早めの受診と専門医への相談をおすすめします。
- 病変が急速に大きくなっている
- 顔・まぶた・鼻・口周りなど機能や見た目に影響しやすい部位にある
- 潰瘍(皮膚が崩れている)を起こしている、または起こしそうな状態
- 病変が大きく、退縮後の跡が心配
一方で、「治療が絶対に必要」「放置すると必ず大変なことになる」というわけでもありません。経過観察が適切なケースも多くあります。大切なのは、専門医に診てもらった上で方針を一緒に決めることです。お母さん・お父さんが「自分のせいかもしれない」と感じる必要はまったくありません。乳児血管腫の原因はまだ完全には解明されていませんが、妊娠中の行動・食事・ストレスなどとの関連は認められていません。どうかご自身を責めずに、まず情報を集めることから始めてください。
不安なことや疑問があれば、一人で抱え込まずにご相談ください。
江坂駅前花ふさ皮ふ科にご相談ください
「大人になっても苺状血管腫の跡が気になっている」「子どものアザをどうするか迷っている」、そのどちらの方も、まずは皮膚科専門医への相談が第一歩です。
江坂駅前花ふさ皮ふ科では、皮膚科専門医・花房崇明理事長の監修のもと、VビームⅡを用いた乳児血管腫(苺状血管腫)のレーザー治療に対応しています。お子様の治療は保険診療として行っており、こども医療費助成を利用いただける方は自己負担を大幅に抑えていただけます。大人の方の赤み・毛細血管拡張・瘢痕についても、状態に合わせた治療方針をご提案いたします。
大阪メトロ御堂筋線「江坂駅」からすぐの立地で、ベビーカーでもアクセスしやすい環境を整えています。治療の要否も含め、まずは診察でお気持ちをお聞かせいただければ幸いです。
ご予約・ご相談は、お気軽にどうぞ。専門医と一緒に、最善の方針を一緒に考えましょう。
