こんなお悩みはありませんか?
- ✓クレーターが深くて隠しきれない
- ✓どの治療が自分のニキビ跡に合うかわからない
- ✓サブシジョンが怖い・痛そうで踏み切れない
- ✓他の施術を試したけど改善しなかった
ニキビ跡の「クレーター」には種類がある
ニキビが繰り返すことで皮膚の深層にまで炎症が及ぶと、皮膚組織が破壊・変性し、いわゆる「クレーター状のニキビ跡(瘢痕:はんこん)」が残ることがあります。しかし、ひとくちに「クレーター」といっても、その形状や深さ、原因となる組織変化はタイプによって大きく異なります。
タイプが違えば、最適な治療法も変わります。サブシジョン(皮下の癒着組織を医療針で切離する治療)をはじめ、ダーマペン・フラクショナルレーザー・TCA CROSSなど、ニキビ跡治療にはさまざまな選択肢がありますが、どれが有効かはまず「自分のクレーターがどのタイプか」を正確に見極めることが出発点です。
このコラムでは、クレーターニキビ跡の医学的な分類から、サブシジョンの適応の考え方、当院での治療選択の流れまでを皮膚科医の視点でわかりやすく解説します。
気になる方は、まずはカウンセリングで現在の状態を確認するところから始めましょう。
クレーターニキビ跡 4つのタイプと特徴
ニキビ跡の瘢痕は、国際的な皮膚科学の分類では主に以下の4タイプに分けられます。見た目だけでなく、深さや形成メカニズムが異なるため、それぞれの特徴を正確に把握することが治療の第一歩です。
| タイプ | 形状の特徴 | 深さ・大きさ | 原因となる組織変化 |
|---|---|---|---|
| アイスピック型 (Icepick) |
深く尖った垂直の凹み、針で刺したような形 | 直径2mm未満、深い | 毛包・皮脂腺の瘢痕化による縦方向の組織欠損 |
| ボックスカー型 (Boxcar) |
円形〜楕円形で辺縁がはっきりした凹み、水疱瘡跡に似る | 直径1.5〜4mm程度、辺縁明瞭 | 真皮組織の局所的な欠損・線維化 |
| ローリング型 (Rolling) |
幅広い皿状・波打つような緩やかな凹み | 4mm以上の広範囲、浅〜中程度 | 皮下組織と真皮の間の癒着(線維性索状組織の形成) |
| 肥厚性瘢痕・ケロイド | 皮膚が盛り上がる凸型の瘢痕 | さまざま | 過剰なコラーゲン産生による組織増殖 |
実際の患者さんでは、複数のタイプが混在していることも少なくありません。また、頬・鼻・額・こめかみなど部位によってどのタイプが多いかにも傾向があります。自己判断だけでなく、皮膚科専門医による診察で正確にタイプを確認することが大切です。
サブシジョンの「適応マップ」|タイプ別の有効性
サブシジョンとは、医療用の特殊な針を皮膚のすぐ下(皮下)に挿入し、クレーターの底を皮膚表面へ引き下げている癒着した線維組織を切り離す(リリースする)治療です。これにより、凹みを内側から持ち上げて改善を目指します。当院ではサブシジョンと合わせてジュベルック(後述)を併用し、切離した空間に自己コラーゲン産生を促す薬剤を注入するアプローチを採用しています。
ただし、サブシジョンが有効かどうかはクレーターのタイプによって大きく異なります。下の表を参考にしてください。
| タイプ | サブシジョンの適応 | 理由・補足 |
|---|---|---|
| ローリング型 | ◎ 第一適応(最も有効) | 皮下の線維性癒着が主な原因であり、サブシジョンで直接その癒着を切離できる |
| ボックスカー型 | ○ 一定の効果が期待できる | 辺縁の癒着に対してサブシジョンが有効な場合がある。ダーマペン等との併用で改善効果が高まることも |
| アイスピック型 | △ 限定的(他治療との併用を検討) | 深く細い形状のため、サブシジョン単独では届きにくい。TCA CROSSやパンチ切除・フラクショナルレーザーとの組み合わせを検討 |
| 肥厚性瘢痕・ケロイド | ✕ 適応外 | 凹み型でなく凸型の瘢痕のため、サブシジョンは対象外。ステロイド局所注射・トラニラスト内服等が検討される |
- 自由診療(保険適用なし)
- 効果には個人差があります
- 主な副作用:内出血、感染、腫れ・むくみ、痛み、瘢痕形成(逆にニキビ跡が悪化する可能性)
「自分のクレーターがどのタイプかわからない」という方も多くいらっしゃいます。カウンセリングで実際の状態を確認した上で、最適な治療を一緒に考えましょう。
タイプ別の推奨治療選択|当院の複合アプローチ
江坂駅前花ふさ皮ふ科では、ニキビ跡治療において「一つの治療ですべてを解決しようとしない」という考え方を大切にしています。タイプや重症度、部位に応じて複数の治療を組み合わせる複合アプローチを提案しています。
ローリング型|サブシジョン+ジュベルック
ローリング型のクレーターに対しては、サブシジョンが第一適応です。当院では、針で癒着を切離した後の空間にジュベルック(ポリ乳酸+ヒアルロン酸の複合製剤)を注入することで、自己コラーゲンの産生を促し、持続的な組織の再生を目指します。ヒアルロン酸単独が即時的な容積補充を目的とするのに対し、ジュベルックは徐々に真皮を再構築する作用が期待されます。
なお、ジュベルックは日本国内未承認医薬品であり、医師の個人輸入により使用しています。詳細はページ末尾の注記をご確認ください。
ボックスカー型|サブシジョン+ダーマペン
辺縁の明瞭なボックスカー型には、サブシジョンで辺縁の癒着をリリースしながら、ダーマペン(微細針による真皮刺激で自己修復を促す治療)を組み合わせることで、真皮のコラーゲン産生を全体的に底上げするアプローチを検討します。
アイスピック型|TCA CROSS・フラクショナルレーザー
深く細い凹みのアイスピック型には、TCA CROSS(高濃度トリクロロ酢酸を凹みの底部にピンポイントで塗布し、組織の再構築を促す治療)やフラクショナルレーザーが有効な場合があります。サブシジョンとの併用を検討することもあります。
全顔・広範囲のクレーター
頬・鼻・額・こめかみなど広範囲にクレーターが散在するケースでは、サブシジョン全顔施術や、複数の治療を組み合わせた計画を立てることがあります。一度の施術で全エリアをカバーするか、部位を分けて複数回に分けるかは、クレーターの状態・ダウンタイムへの許容度・ご予算などを踏まえてカウンセリングでご相談します。
部位別の注意点|鼻・頬・額・こめかみ
クレーターが生じやすい部位ごとに、施術の難易度や注意すべき点が異なります。
鼻のクレーター
鼻の皮膚は他の顔の部位に比べて薄く、皮脂腺が密集しています。サブシジョンを行う場合は、針の挿入深度・角度をより慎重にコントロールする必要があります。また、毛穴が目立つケースでは、ダーマペンやフラクショナルレーザーが毛穴縮小に一定の効果をもたらすことがあります(効果には個人差があります)。
頬のクレーター
ニキビ跡のクレーターが最も多く見られる部位です。ローリング型・ボックスカー型・アイスピック型が混在することも多く、部位ごとにきめ細かく治療を使い分けます。
額・こめかみのクレーター
こめかみエリアは表在性の神経・血管が走行しているため、サブシジョンには特に慎重な操作が求められます。当院では皮膚科専門医の監修のもと、安全性を最優先に施術を行います。広範囲の場合は複数回に分けて施術することもあります。
当院の料金・施術の流れ
当院のサブシジョン・ジュベルックの料金は以下のとおりです(すべて税込)。カウンセリング(1,100円)で現在の状態を確認した上で、ご提案します。
サブシジョン単独(麻酔代込み)
| メニュー | 税込料金 |
|---|---|
| 瘢痕1箇所 2cm | 22,000円/回 |
| 瘢痕1箇所 1cm以上の追加 | 11,000円/回 |
| 片こめかみ | 55,000円/回 |
| 両こめかみ | 110,000円/回 |
| ジュベルック併用時(薬剤3cc) | 55,000円 |
ジュベルック手打ち(参考)
| 部位 | 1回 | 3回コース | 3回時1回あたり |
|---|---|---|---|
| 首・両頬 | 55,000円 | 132,000円 | 44,000円 |
| 鼻・くま・片頬・両こめかみ | 38,500円 | 99,000円 | 33,000円 |
| ニキビ跡・瘢痕 1か所 | 11,000円 | 29,700円 | 9,900円 |
| ニキビ跡・瘢痕 5か所・片こめかみ | 24,200円 | 65,340円 | 21,780円 |
| おでこ(額) | 44,000円 | 115,500円 | 38,500円 |
| サブシジョン併用時(1箇所のみ) | 11,000円 | — | — |
- 価格はすべて税込
- 自由診療(保険適用なし、2024年4月時点)
- 通常3回程度、1か月ごとの施術を推奨
- 麻酔代込み
- 主なリスク・副作用:内出血、感染、腫れ・むくみ、痛み、瘢痕形成(逆にニキビ跡が悪化する可能性)
- 効果には個人差があります
- 初回カウンセリング 1,100円(税込)
サブシジョンの詳細やダウンタイムについては、サブシジョン詳細ページもあわせてご覧ください。料金の全体像は料金表ページでご確認いただけます。
治療内容や費用が気になる方は、お気軽にカウンセリングへどうぞ。
江坂駅前花ふさ皮ふ科にご相談ください
「ニキビ跡のクレーターはどうせ治らない」と長年諦めていた方も、正確な診断と適切な治療の組み合わせによって、改善が期待できる場合があります(効果には個人差があります)。大切なのは、まず自分のクレーターがどのタイプかを専門医に見てもらい、それに合った治療計画を立てることです。
江坂駅前花ふさ皮ふ科は、皮膚科専門医(花房崇明理事長)監修のもと、サブシジョン・ジュベルック・ダーマペン・フラクショナルレーザーなど複数の治療を組み合わせた複合アプローチを提案しています。大阪メトロ御堂筋線「江坂駅」から徒歩1分のアクセスしやすい立地で、吹田・北摂・梅田エリアの方にも多くご来院いただいています。
ダウンタイムへの不安、痛みへの心配、過去の施術で効果が出なかったご経験など、カウンセリングで遠慮なくお話しください。
気になる方は、24時間オンラインでカウンセリングのご予約が可能です。
⚠ 未承認医薬品に関する重要なお知らせ(医療広告ガイドラインに基づく表示)
- 本記事で言及している「ジュベルック」は日本国内で薬機法上の承認を受けていない医薬品です。
- 当院では医師の責任のもと、海外からの個人輸入により入手・使用しています。
- 同じ目的で使用できる国内承認医薬品(ヒアルロン酸製剤など)が存在します。
- 未承認医薬品については、入手経路・諸外国における安全性等に関する情報は変動する可能性があります。重篤な副作用が国内外で報告される可能性があります。
- 使用にあたってはカウンセリングで医師に十分にご確認ください。
