ミラドライとはどんな治療?
ミラドライ(miraDry®)は、マイクロ波(電磁波の一種)を皮膚の外から照射することで、ワキの汗腺(エクリン腺・アポクリン腺)を熱で破壊する医療機器です。メスを使わず、局所麻酔のみで行えるため、手術に抵抗がある方にも選ばれやすい治療として知られています。
汗腺は一度破壊されると自然には再生しないため、効果が長期間持続しやすいという特徴があります。ただし、効果の出方には個人差があり、複数回の治療が必要になる場合もあります。
なお、ミラドライは日本では厚生労働省の承認を受けていない自由診療の機器です。そのため、治療費は全額自己負担となります。リスクや費用についても後述しますので、ご確認ください。
治療当日の流れ
初めての方でも安心して受けていただけるよう、当院での基本的な流れをご紹介します。
① カウンセリング・診察
問診票をもとに、汗の量・においの程度・これまでの治療歴などをお聞きします。多汗症の重症度を確認したうえで、ミラドライが適切かどうかを医師が判断します。妊娠中・授乳中の方、ペースメーカーを使用している方などは治療を受けられない場合があります。
② デザイン・局所麻酔
ワキの発汗範囲をマーキングし、注射による局所麻酔を行います。麻酔の注射時に一時的な痛みを感じることがありますが、麻酔が効いた後の照射中はほとんど痛みを感じない方が多いです。
③ ミラドライ照射
専用のハンドピースを皮膚に当て、格子状にマイクロ波を照射していきます。両ワキの照射時間は目安として60〜90分程度です。照射中は温かい感覚や軽い圧迫感を感じることがあります。
④ 治療後の確認・アフターケア説明
照射後は患部を冷却し、赤みや腫れがないかを確認します。帰宅後のセルフケア(保冷・安静など)や注意事項をお伝えして終了です。当日は洗髪・入浴も可能ですが、激しい運動や飲酒は数日間控えていただくようお願いしています。
ダウンタイムと副作用・リスク
ミラドライはメスを使わない治療ですが、一定のダウンタイムが生じます。事前に把握しておきましょう。
- 腫れ・むくみ:治療後数日〜1週間程度続くことがあります。
- 赤み・熱感:照射した部位に一時的な赤みや熱感が出ることがあります。
- しびれ・感覚の変化:まれにワキや二の腕に一時的なしびれや感覚の鈍さが生じることがあります。多くは数週間〜数か月で改善しますが、長引く場合もあります。
- 硬結(しこり):皮膚の下が一時的に硬くなることがありますが、通常は自然に解消されます。
- 毛量の減少:汗腺と近い位置に毛根があるため、ワキ毛が減少する場合があります。
上記以外にも、まれに水疱(みずぶくれ)や色素沈着が起こることがあります。気になる症状が続く場合は、早めにご相談ください。
費用の目安と保険適用について
ミラドライは自由診療のため、費用はクリニックによって異なります。一般的な相場として以下を参考にしてください。
- 両ワキ1回:100,000円〜180,000円程度
- 2回セット:150,000円〜250,000円程度
重症度が高い場合や、より高い効果を希望される場合は2回照射が提案されることがあります。また、麻酔料・診察料・薬剤費が別途かかるクリニックもありますので、事前に総額を確認することをおすすめします。
なお、多汗症には「塩化アルミニウムローション」などの保険適用の外用薬や、「ボトックス注射(ボツリヌス毒素製剤)」などの治療法もあります。ミラドライが唯一の選択肢ではありませんので、症状や希望に合わせて医師と相談しながら治療法を選ぶことが大切です。
こんな方にご相談いただけます
- 制汗剤や塗り薬を使っても汗・においが気になる方
- 手術(剪除法など)には抵抗があるが、長期的な効果を求めている方
- ボトックス注射を繰り返すことに負担を感じている方
- 夏だけでなく一年中ワキの汗・においが気になる方
多汗症やわきがは、適切な診断のうえで治療方針を決めることが重要です。「自分はミラドライが合っているのか」「ほかに選択肢はあるのか」など、気になることはどうぞ遠慮なくお聞きください。
江坂駅前花ふさ皮ふ科にご相談ください
当院では、多汗症・わきがでお悩みの方に対して、症状の程度やライフスタイルに合わせた治療のご提案をしています。ミラドライをはじめ、保険診療の外用薬やボトックス注射など、複数の選択肢についてわかりやすくご説明いたします。
「汗やにおいのことを相談するのは恥ずかしい」と感じている方も多いですが、皮膚科の診察室ではとてもよくある相談内容です。一人で抱え込まず、まずはお気軽にご来院・ご相談ください。大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行江坂駅すぐの立地で、お仕事帰りや休日にもご利用いただきやすい環境を整えております。
