ダーマペン4の施術効果を大きく左右するのが、針で開けた微細な穴に浸透させる「塗布薬剤」の選択です。当院ではハイラアクティブ(保湿・肌再生)・レチナールアクティブ(ターンオーバー促進・色素沈着改善)・マッサージピール(ハリ・ツヤ・ピーリング)の3種類から、お悩みと肌状態に合わせてプランを組み合わせています。この記事では「どの薬剤が自分に向いているか」を選ぶための判断基準を、皮膚科医監修のもとわかりやすく解説します。
こんなお悩みはありませんか?
- ✓ダーマペンの薬剤の違いがよくわからない
- ✓自分の肌悩みにどのプランが合うか知りたい
- ✓レチノールって刺激が強そうで心配
- ✓施術前に料金や副作用をきちんと確認したい
ダーマペン4とは?針と薬剤の「相乗効果」が肌再生の鍵
ダーマペン4(Dermapen 4)は、オーストラリアのDermapen World社が開発したマイクロニードル機器です。16本の極細針を毎秒最大120回振動させ、肌に深さ最大3.0mmの微細な穴を無数に作ることで、肌本来の自己治癒力(コラーゲン産生・肌再生)を引き出します。表皮を大きくダメージさせずに真皮層までアプローチできるのが大きな特徴です。
そしてこの「微細な穴」は、塗布薬剤の経皮吸収率を大幅に高める経路にもなります。薬剤の成分が普通に塗布するよりも深く・効率よく届くため、ダーマペン4は「針の刺激による肌再生」+「薬剤の有効成分」という二重のアプローチが可能です。つまり、どの薬剤を選ぶかで、最終的に得られる肌改善の方向性が変わってきます。
なお、ダーマペン4は日本国内では薬機法上の医療機器承認を受けていない機器です(医師の責任管理下で個人輸入)。塗布薬剤についても国内未承認の医薬品となります。詳細は記事末尾の注記をご確認ください。
気になる方は、まずカウンセリングで肌状態を確認してみませんか?
ハイラアクティブとは?ダーマペンの「基本」となる保湿・肌再生薬剤
ハイラアクティブ(Hyalactive)は、高分子ヒアルロン酸・低分子ヒアルロン酸・成長因子(グロースファクター)を配合した塗布薬剤です。分子サイズの異なる2種類のヒアルロン酸を含むことで、肌の表層から真皮層まで幅広い深さで保湿・潤いを補給できるよう設計されています。
ハイラアクティブの主な働き
- 高分子ヒアルロン酸:肌表面に膜を形成し、水分蒸散を防いでしっとり感をキープ
- 低分子ヒアルロン酸:分子量が小さく、より深い層まで浸透して内側からの保湿を補助
- 成長因子(グロースファクター):コラーゲン・エラスチンの産生を促し、肌のハリ・弾力の回復をサポート
ハイラアクティブは刺激が比較的穏やかなため、初めてダーマペン4を受ける方・敏感肌の方・ダウンタイムをできるだけ抑えたい方に向いています。当院のすべてのダーマペン4プランにハイラアクティブが含まれており、いわば「土台となる薬剤」の位置づけです。
レチナールアクティブとは?ターンオーバー促進・色素沈着改善を狙う強化薬剤
レチナールアクティブ(Retinal Active)は、ビタミンA誘導体であるレチノール由来成分(レチナール)を主体とした塗布薬剤です。レチノール(ビタミンA)は皮膚科学の分野でターンオーバー(肌の生まれ変わりサイクル)の正常化・促進に有効とされる成分として知られています。
レチナールアクティブの主な働き
- ターンオーバー促進:古い角質の代謝を促し、くすんだ肌を明るく整える
- 抗酸化作用:活性酸素によるダメージを抑え、肌の老化を緩やかにサポート
- 色素沈着(炎症後色素沈着・PIH)の改善補助:メラニン生成を抑える働きが期待される
- コラーゲン合成促進:真皮のコラーゲン産生をさらに後押しし、小じわ・毛穴へのアプローチを強化
レチナール使用時の注意点(A反応・乾燥・刺激)
レチノール成分は、使い始めに「A反応(レチノイド反応)」と呼ばれる一時的な皮膚反応が起きることがあります。具体的には、赤み・乾燥・皮むけ・ヒリヒリ感などです。これは成分が肌に作用している際の反応で、多くの場合は継続するうちに落ち着きますが、状態によっては施術間隔を調整することもあります。
また、妊娠中・授乳中の方はレチノール系薬剤の使用を避けていただく必要があります。ビタミンA過剰摂取は胎児への影響が懸念されるためです。妊娠中・授乳中の方はハイラアクティブのみのプランをご選択ください。
敏感肌・乾燥肌が強い方は、いきなりレチナールアクティブを使用するのではなく、まずハイラアクティブ単独で肌を慣らしてから追加するケースもあります。カウンセリングで医師にご相談ください。
3プランの目的別選び方|あなたのお悩みはどれに当てはまる?
当院のダーマペン4は、塗布薬剤の組み合わせによって3つのプランを用意しています。以下の表を参考に、ご自身のお悩みと照らし合わせてみてください。
| プラン | 使用薬剤 | こんなお悩みに向いている |
|---|---|---|
| ①ダーマペン4+ハイラアクティブ(標準) | 高分子・低分子ヒアルロン酸+成長因子 | 肌の乾燥・毛穴の開き・キメの乱れ・初めての方・敏感肌 |
| ②ダーマペン4+ハイラアクティブ+レチナールアクティブ(強化) | ①+レチノール由来成分 | ニキビ跡の色素沈着・くすみ・ターンオーバー低下・小じわ・毛穴悩みへのより積極的なアプローチ |
| ③ベルベットスキン(+マッサージピール) | ①+PRX-T33(TCA33%+過酸化水素+コウジ酸) | ハリ・ツヤ感を重視したい・全体的な肌質底上げ・くすみ・真皮へのより深いコラーゲン刺激 |
選び方のポイントまとめ
- 「まず試してみたい・肌を整えたい」→ 標準プラン(ハイラアクティブのみ)
- 「ニキビ跡の赤み・黒ずみ・色素沈着が気になる」→ +レチナールアクティブ(強化プラン)
- 「ハリ・ツヤ・全体的な肌質向上を優先したい」→ ベルベットスキン(マッサージピール)
- 「妊娠中・授乳中・レチノールに敏感」→ 標準プランまたはベルベットスキン(医師に要相談)
ニキビ跡・色素沈着のお悩みについては、こちらの専門ページもご覧ください。
各プランの料金・施術回数・効果実感の目安
以下は当院のダーマペン4各プランの税込料金表です。自由診療(保険適用外)となります。
| プラン | 部位 | トライアル(税込) | 1回(税込) | 5回コース(税込) |
|---|---|---|---|---|
| ダーマペン4+ハイラアクティブ | 全顔 | 24,200円 | 30,250円 | 121,000円 |
| ダーマペン4+ハイラアクティブ | 両頬 | — | 20,570円 | 82,280円 |
| ダーマペン4+ハイラアクティブ | 両頬+鼻 | — | 27,230円 | 108,900円 |
| ダーマペン4+ハイラ+レチナールアクティブ | 全顔 | 28,070円 | 35,090円 | 140,360円 |
| ダーマペン4+ハイラ+レチナールアクティブ | 両頬 | — | 24,200円 | 96,800円 |
| ベルベットスキン(+マッサージピール) | 全顔 | 30,010円 | 37,510円 | 150,040円 |
| 初回カウンセリング | — | — | 1,100円 | — |
- 上記はすべて自由診療(保険適用外)です
- 効果には個人差があります
- 主な副作用:照射(施術)部位の赤み・腫れ・乾燥・かさぶた・毛嚢炎・色素沈着(PIH)・レチノイド反応(レチナールアクティブ使用時の皮むけ・ヒリヒリ感)など
- 詳細は美容皮膚科料金表ページもご確認ください
効果実感までの目安期間
- 毛穴・肌キメ・保湿感:3〜5回程度で実感される方が多い傾向があります
- ニキビ跡の色素沈着・くすみ:レチナールアクティブ追加で5回前後から変化を感じやすくなることが多いですが、深いクレーター跡は5〜10回以上の継続が推奨されます
- 推奨プロトコル:1か月間隔で5回コースが基本。その後のメンテナンスは2〜3か月に1回が目安
- 効果の出方・スピードには個人差があります
プランに迷ったら、まずトライアル価格でお試しいただくことも可能です。
ダウンタイム・副作用と過ごし方のポイント
ダーマペン4の施術前は30分ほど麻酔クリームを塗布するため、施術中の痛みは比較的軽減されます(ただし感じ方には個人差があります)。全顔の施術時間は麻酔を含めて約30〜45分が目安です。
ダウンタイムの経過(目安)
- 当日〜数時間:赤み・熱感(日焼け後のような状態)
- 翌日:赤みの残存・軽い腫れ。メイクは翌日から可能(医師の指示に従ってください)
- 2〜3日:肌のザラつき・小さなかさぶたが生じることがある
- 1週間後:多くの場合ほぼ落ち着く
注意すべき副作用・好転反応
- まれに炎症後色素沈着(PIH)が生じることがあります
- レチナールアクティブ使用後は乾燥・皮むけ(A反応)が強く出る場合があります。保湿ケアを徹底してください
- ニキビがある方は、施術後一時的にニキビが悪化する「好転反応」が起きることがあります
- 感染リスクを下げるため、施術後は清潔なケアを心がけてください
- 活動性の皮膚感染症・ヘルペス活動期・ケロイド体質・出血傾向のある方・妊娠中・授乳中の方は施術を受けられません
よくある質問(FAQ)
Q. ハイラアクティブだけでも十分な効果がありますか?
はい、ダーマペン4の針刺激による自己治癒力の促進+ハイラアクティブの保湿・成長因子効果だけでも、毛穴・肌キメ・乾燥改善を感じていただける場合があります。ただし色素沈着・くすみ・ターンオーバー低下が主なお悩みの場合は、レチナールアクティブを追加することでより積極的なアプローチが期待できます。効果には個人差がありますので、カウンセリングでご相談ください。
Q. レチナールアクティブはレチノールと何が違うの?
レチノールはビタミンAの一形態で、肌内で「レチノイン酸」に変換されることで効果を発揮します。レチナール(レチナールアクティブ)はレチノールよりも変換ステップが少なく、より直接的に働くとされるビタミンA誘導体です。一般的にレチノールより効果の発現が速い一方で、刺激(A反応)が出やすい場合もあるため、当院では医師が肌状態を確認したうえで使用を判断します。
Q. ニキビ跡の赤みには、どのプランが向いていますか?
ニキビ跡の赤み(炎症後紅斑)には、まずダーマペン4+ハイラアクティブの標準プランから始め、肌の状態を見ながらレチナールアクティブを追加していく流れが多いです。色素沈着(茶色いシミ状の跡)にはレチナールアクティブが特に有効とされています。深いクレーター跡にはシルファームXやサブシジョンとの組み合わせを検討することもあります。詳しくは皮膚科医との診察でご確認ください。
Q. 妊娠中でもダーマペン4を受けられますか?
妊娠中・授乳中の方はダーマペン4の施術をお受けいただけません。特にレチノール系薬剤(レチナールアクティブ)はビタミンA過剰摂取の観点から妊娠中・授乳中の使用を避ける必要があります。妊娠・授乳が終了し、体調が安定してからご相談ください。
Q. 施術の間隔と回数はどのくらいが目安ですか?
基本的には1か月間隔で5回コースが推奨プロトコルです。毛穴・肌キメ改善が目的なら3〜5回で変化を感じやすく、深いニキビ跡クレーターには5〜10回以上の継続が勧められます。5回コース終了後のメンテナンスは2〜3か月に1回が目安ですが、肌状態に応じて医師が個別に提案します。
Q. ダーマペン4は保険適用になりますか?
ダーマペン4は自由診療(保険適用外)です。また、使用する機器・薬剤はいずれも日本国内未承認のものとなります。費用・リスク・適応については事前カウンセリング(初回1,100円)でしっかりご説明しています。
江坂駅前花ふさ皮ふ科にご相談ください
ダーマペン4は「どの薬剤を選ぶか」によって肌へのアプローチが大きく変わる治療です。ハイラアクティブで保湿・肌再生を土台としながら、レチナールアクティブでターンオーバー・色素沈着にアプローチするか、マッサージピールでハリ・ツヤを重視するか——お悩みの種類・肌状態・ライフスタイルを踏まえて、皮膚科医が一人ひとりに最適なプランをご提案します。
当院は大阪メトロ御堂筋線「江坂駅」からすぐの皮膚科・美容皮膚科クリニックです。ニキビ跡・毛穴・くすみ・色素沈着など、肌のお悩みをお持ちの方はどうぞお気軽にご来院ください。初回カウンセリングは1,100円(税込)です。
まずはオンラインで気軽にご予約いただけます。あなたの肌状態に合った薬剤プランを一緒に確認しましょう。
⚠ 未承認医薬品に関する重要なお知らせ(医療広告ガイドラインに基づく表示)
- 本記事で言及している「ダーマペン4」・「ハイラアクティブ」・「レチナールアクティブ」は日本国内で薬機法上の承認を受けていない医薬品です。
- 当院では医師の責任のもと、海外からの個人輸入により入手・使用しています。
- 同じ目的で使用できる国内承認医薬品(ヒアルロン酸製剤など)が存在します。
- 未承認医薬品については、入手経路・諸外国における安全性等に関する情報は変動する可能性があります。重篤な副作用が国内外で報告される可能性があります。
- 使用にあたってはカウンセリングで医師に十分にご確認ください。

