監修者:花房 崇明

監修医師

理事長:花房 崇明(はなふさ たかあき)

[ 資 格 ]

・医学博士(大阪大学大学院) / 日本皮膚科学会皮膚科専門医

・日本アレルギー学会アレルギー専門医 / 日本抗加齢医学会専門医

[ 所属学会 ]

・日本皮膚科学会 / 日本アレルギー学会 / 日本美容皮膚科学会 等

こんなお悩みはありませんか?

  • ピコレーザー後のダウンタイムがどのくらいか不安
  • 施術は痛いのか、麻酔は使えるのか知りたい
  • かさぶたができたらいつから化粧できるか気になる
  • トーニング・スポット・フラクショナルの違いがよくわからない

ピコレーザー3モードのダウンタイム・痛み比較一覧

「ピコレーザーって、どのくらいダウンタイムがあるの?」——この質問は、カウンセリングで最も多く寄せられるものの一つです。結論からお伝えすると、ピコレーザーのダウンタイムと痛みは、使用するモードによって大きく異なります。ほぼダウンタイムなしで当日からメイクできるモードがある一方、1週間以上のかさぶた管理が必要なモードも存在します。

当院で使用している「ピコシュア(PicoSure)」は、米国Cynosure(サイノシュアー)社が開発したピコ秒(10⁻¹²秒=1兆分の1秒)レーザーです。なお、ピコシュアは日本国内では薬機法上の医療機器承認を受けていない機器であり、米国FDA承認のもと、医師の責任管理下で個人輸入して使用しています。

まずは3モードのダウンタイム・痛み・日常生活制限を一覧表で比較してみましょう。

モード 主な適応 痛みの目安 ダウンタイム メイク再開 テープ
ピコトーニング 肝斑・くすみ・薄いシミ・美白 輪ゴムで弾く程度のチクッとした感覚 ほぼなし(一時的な赤み程度) 当日から 不要
ピコスポット 老人性色素斑・そばかす・ADM・ほくろ パチンと弾かれる中〜強めの刺激(麻酔クリーム使用可) かさぶた7〜10日 テープの上からコンシーラー可(かさぶた脱落後に通常メイク) 推奨
ピコフラクショナル ニキビ跡・クレーター・毛穴・小じわ チクチク〜輪ゴム程度(個人差あり) 当日〜翌日の赤み・ザラつき 翌日から 不要
  • 自由診療(保険適用外)
  • 効果には個人差があります
  • 主な副作用:照射部位の赤み・腫れ・かさぶた・色素沈着・まれに脱色斑など

それぞれのモードについて、以降のセクションで詳しく解説します。

まずはどのモードがあなたのお悩みに合っているか、カウンセリングで確認してみませんか?

ピコトーニングのダウンタイムと痛み・詳細経過

ピコトーニングは、低出力設定で顔全体を均一に照射するモードです。肝斑(かんぱん)・くすみ・全体的なトーンアップを目的とする方に向いています。肝斑への高出力照射はシミを悪化させるリスクがあるため、低出力のトーニングが推奨されます(医師の判断が必須です)。

痛みの感覚

「輪ゴムで軽く弾かれる」程度のチクッとした感覚が続きます。麻酔クリームなしで受けられる方がほとんどですが、痛みに敏感な方はカウンセリング時にご相談ください。

施術直後〜当日

照射直後はほのかな赤みを感じることがありますが、数十分〜数時間で落ち着く方が多いです。当日からメイク・洗顔が可能です。日常生活への影響はほとんどありません。

数日後〜1週間

ダウンタイムはほぼなく、特別なケアは不要です。ただし施術直後の肌は乾燥しやすいため、こまめな保湿と紫外線対策を行ってください。効果を実感し始めるのは複数回施術を重ねてからが多く、1〜2週間隔で5〜10回のプロトコルが目安です。

ピコトーニング後の生活制限(目安)

  • メイク:当日から可
  • 洗顔:当日から可(やさしく行う)
  • 激しい運動・サウナ・入浴(湯船):当日は控え、翌日以降に再開を目安に
  • 飲酒:当日は控えめに
  • 日焼け止め:施術後は必須(UV-A/B対応のものを使用)

ピコスポットのダウンタイムと痛み・詳細経過

ピコスポットは、老人性色素斑・そばかす・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)・ほくろなど、ピンポイントのシミに高出力で照射するモードです。3モードの中でダウンタイムが最も長く、かさぶたの管理が重要です

痛みの感覚

「パチンと弾かれる」強めの刺激を感じます。照射エネルギーが高いため、麻酔クリームを使用することが可能です(希望する方はカウンセリング時にお申し出ください)。照射部位が少ない場合は麻酔なしで受けられる方もいます。

施術直後〜2日目

照射直後から患部がうっすら白くなり(白霜反応)、その後赤みが出ます。翌日にはかさぶたの前段階として患部が暗くなり(グレーまたは茶色っぽく見える)、膨らみを感じることもあります。

3〜10日目:かさぶた管理

ピコスポット後のかさぶた(痂皮)は7〜10日程度で自然に剥がれ落ちます。この期間の注意点を以下にまとめます。

  • テープ保護を推奨:患部を紫外線・摩擦・雑菌から守るため、医療用テープでカバーします
  • かさぶたを無理に剥がさない:途中で剥がすと色素沈着や傷跡が残るリスクがあります
  • テープの上からコンシーラー使用は可:外出時にテープの上からカバーすることは可能です
  • 洗顔時は患部をこすらない:流水で優しく洗い、テープは洗顔後に貼り替えます

かさぶた脱落後〜1か月

かさぶたが自然に取れると、一時的にピンク色の新しい皮膚が見えます。この段階で通常のメイクが可能になります。ただし、炎症後色素沈着(照射後に赤みや茶色みが残る状態)が数週間〜数か月続く場合があります。日焼け止めによる遮光と保湿を丁寧に続けることが改善の近道です。

ピコスポット後の生活制限(目安)

  • 通常メイク:かさぶた脱落後から。テープの上からのカバーはかさぶた期間中も可
  • 激しい運動・サウナ・長時間の入浴:かさぶたが取れるまで(7〜10日)は控えるのが安心
  • 飲酒:当日〜翌日は控えめに
  • 日焼け止め:必須。かさぶた脱落後も色素沈着予防のために継続

ピコフラクショナルのダウンタイムと痛み・詳細経過

ピコフラクショナルは、フォーカスレンズアレイ(FLA)という特殊なレンズを使って、レーザーを皮膚の真皮層に微小な点状に集中させるモードです。物理的に微小な空孔(くうこう)を作ることで、皮膚の自然な修復力(コラーゲン産生)を促します。ニキビ跡のクレーター・毛穴の開き・小じわの改善に向いています。

痛みの感覚

チクチク〜輪ゴムで弾かれる程度の痛みです。ピコトーニングよりはやや強く感じる方もいますが、ピコスポットほどではない方が多いです(個人差があります)。感覚が気になる方は麻酔クリームを使用することも可能です。

施術直後〜翌日

照射直後から顔全体がほんのり赤くなり(紅潮した状態)、触るとザラつきを感じることがあります。当日は赤みが続く場合があるため、施術後すぐにメイクはできません。翌日からメイクが可能です

2〜7日目

赤みは1〜3日で落ち着く方がほとんどです。肌表面にごく細かいかさぶた(点状)が形成されることがあります。皮膚ターンオーバーにより1週間前後でなめらかになっていきます。

1か月後〜

コラーゲン産生による肌質改善の効果は、施術後1〜2か月かけて徐々に現れます。1か月間隔で3〜5回のプロトコルが目安です。効果には個人差があります。

ピコフラクショナル後の生活制限(目安)

  • メイク:翌日から可
  • 洗顔:翌日から(当日は洗顔不要または最小限に)
  • 激しい運動・サウナ・入浴(湯船):翌日以降に再開を目安に
  • 飲酒:当日は控えめに
  • 日焼け止め:翌日から必須

麻酔クリームについて

ピコスポットやピコフラクショナルなど、痛みが強めのモードでは麻酔クリーム(局所麻酔薬を含むクリーム)を照射前に塗布するオプションがあります。塗布後20〜30分ほど待つことで皮膚表面の感覚が鈍くなり、痛みを軽減できます(効果には個人差があります)。

麻酔クリーム使用をご希望の方は、カウンセリング時にお申し出ください。稀に麻酔クリームのアレルギー反応が起こることがありますので、過去にアレルギー歴のある方は事前にお知らせください。

当院のピコシュア料金表

治療内容 税込価格 目安回数
ピコトーニング 全顔 24,800円 5〜10回(1〜2週間隔)
ピコスポット 1cm 16,500円 1〜2回(3か月以上空けてリピート)
ピコトーニング+ピコフラクショナル 組み合わせ カウンセリングで決定 3〜5回(1か月間隔)
初回カウンセリング 1,100円
  • 自由診療(保険適用外)
  • 効果には個人差があります
  • 主な副作用:照射部位の赤み・腫れ・かさぶた・色素沈着・まれに脱色斑(白斑)など
  • 詳細は料金表ページをご確認ください

料金やコースのご不明点は、カウンセリングで丁寧にご説明します。

副作用・好転反応と注意すべきサイン

ピコシュアは周辺組織への熱ダメージが比較的少ないレーザーですが、すべての施術にリスクが伴います。以下の反応について正しく理解しておきましょう。

よくある一過性の反応

  • 赤み・ほてり:照射後数時間〜1日程度で落ち着くことが多い
  • 軽度の腫れ・かゆみ:特にピコスポット後に起こりやすい
  • ザラつき・小さなかさぶた:ピコフラクショナル後に数日現れることがある

注意が必要な副作用

  • 炎症後色素沈着(PIH):照射部位に一時的な褐色の色素沈着が生じることがあります。日焼け止めや美白ケアで改善が期待できますが、数か月かかる場合もあります
  • まれな脱色斑(白斑):メラニン産生細胞がダメージを受け、白く抜ける場合があります。気になる変化がある場合は早めにご相談ください
  • 肝斑の悪化:肝斑が疑われる部位に高出力照射を行うと悪化することがあります。当院では事前の医師による鑑別診断を徹底しています

施術を受けられない場合

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 光線過敏症の方
  • 活動性の皮膚感染症がある方
  • 強い日焼け直後の方

グループ累計13,751件(2019〜2023年)のシミ施術実績をもつ当院では、シミ治療の診断から施術までを皮膚科専門医が一貫して担当しています。「これはどのモードで治療すべきか」の鑑別が安全で効果的な治療の第一歩です。

よくある質問(FAQ)

Q. ピコトーニング後は当日からメイクできますか?

はい、ピコトーニングはダウンタイムがほぼなく、当日からメイクが可能です。施術直後は肌が敏感になっているため、刺激の少ない日焼け止めと保湿アイテムを使用してください。

Q. ピコスポット後のかさぶたはいつ取れますか?またいつからメイクできますか?

個人差はありますが、かさぶたは施術後7〜10日を目安に自然に剥がれ落ちます。自然脱落後から通常のメイクが可能です。かさぶたが残っている期間は、テープ保護の上からコンシーラーなどでカバーすることは可能ですが、かさぶたを無理に剥がすのは禁物です。

Q. ピコスポットのかさぶたにテープは必ず必要ですか?

必須ではありませんが、推奨しています。テープを貼ることでかさぶたへの摩擦・汚れ・紫外線を防ぎ、色素沈着のリスクを下げる効果が期待できます。テープのかぶれが気になる方は医師にご相談ください。

Q. 施術後の運動・入浴・飲酒はいつから再開できますか?

いずれのモードも、当日は激しい運動・湯船への入浴・飲酒を控えることをお勧めしています。血行が促進されると炎症が増すことがあるためです。目安として翌日以降から徐々に再開してください。ピコスポット後のかさぶた期間中は、サウナや長時間の入浴も避けていただくと安心です。

Q. 麻酔クリームを使うと追加料金はかかりますか?

麻酔クリームの使用については、カウンセリング時にご確認ください。ご希望に応じて対応いたします。痛みに不安がある方は、遠慮なくご相談ください。

Q. ピコレーザー(ピコシュア)と従来のQスイッチレーザーはダウンタイムに違いがありますか?

ピコシュアは、従来のQスイッチレーザー(ナノ秒単位)に比べてパルス幅が格段に短いピコ秒レーザーです。メラニンを熱ではなく衝撃波(光音響効果)で破壊するため、周辺組織への熱ダメージが少なく、一般的にダウンタイムが短い傾向があります(効果・ダウンタイムともに個人差があります)。

江坂駅前花ふさ皮ふ科にご相談ください

「自分のシミにはどのモードが合っているのか」「ダウンタイムをできるだけ短くしたい」「肝斑なのかシミなのか分からない」——こうした疑問は、皮膚科専門医による正確な診断なしには答えられません。

当院は大阪メトロ御堂筋線・江坂駅からすぐの立地にある皮膚科・美容皮膚科クリニックです。花房崇明理事長(皮膚科専門医・医学博士)のもと、グループ累計13,751件(2019〜2023年)のシミ治療実績を積み重ねてきました。肝斑とADMの混在など複雑なシミも、まず正しい鑑別診断からアプローチします。

ピコシュアによる治療は自由診療(保険適用外)です。初回カウンセリング(1,100円)では、お肌の状態を丁寧に確認した上で最適な治療プランをご提案します。効果・費用・ダウンタイムについても、一人ひとりに合わせてご説明しますので、ぜひお気軽にご来院ください。

お悩みの方は、お気軽にご予約・ご相談ください。