監修:皮膚科専門医 花房崇明(江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 理事長)

ミラドライのデメリット・副作用について知っておくべきこと

ミラドライは、5.8GHzのマイクロ波(電磁波)で脇の汗腺を熱破壊する厚生労働省承認の医療機器です。切開不要・長期効果が期待できる治療として注目されていますが、「後悔した」「副作用が怖い」という声も少なくありません。

結論からお伝えすると、ミラドライの副作用の多くは一過性(数日〜数週間で軽快するもの)です。ただし、腫れ・しびれ・硬化感などのダウンタイムはある程度覚悟が必要で、まれに上腕内側のしびれが数週間続く場合もあります。神経損傷や永続的な後遺症については、発生頻度・経過・対処法を正しく理解したうえで治療を選択することが重要です。

この記事では、ミラドライのデメリットと副作用を正直にお伝えし、「後悔しない治療選択」のために必要な情報をまとめます。

気になることは治療前にしっかり確認しておくことが大切です。まずはカウンセリングで適応とリスクを丁寧に確認しましょう。

ミラドライとは|仕組みと特徴をおさらい

ミラドライ(miraDry)は米国Miramar Labs社(現Sientra社)が開発した医療機器で、5.8GHzのマイクロ波を脇に照射してエクリン汗腺(汗の分泌)とアポクリン汗腺(ニオイの原因)を同時に熱破壊します。熱破壊された汗腺は再生しないため、効果は長期間維持されるとされています。施術中は表面を冷却する「ハイドロセラミック」機能で皮膚表面を保護しながら、深部の汗腺にのみ熱を集中させる設計です。

切開を伴わないため傷跡が残らず、ワキガ・多汗症の両方に同時にアプローチできる点が特徴です。一方で、熱エネルギーを組織に与える治療である以上、一定のダウンタイムと副作用は避けられません。詳しい治療の流れや費用については当院のミラドライ詳細ページもあわせてご確認ください。

ミラドライの主なデメリット・副作用一覧

ミラドライのデメリットは大きく「ダウンタイム系」「効果・費用系」「まれに起こるリスク系」の3つに整理できます。それぞれ詳しく解説します。

① ダウンタイム系の副作用

施術後に高頻度で起こりうる副作用です。程度には個人差がありますが、多くの方で数日〜2週間程度で軽快するとされています。

  • 腫れ(浮腫):施術当日から翌日にかけて最も強く出やすく、1〜2週間で徐々に引いていくことが多いです。
  • 痛み・違和感:麻酔が切れた後に鈍痛や圧迫感が残ることがあります。市販の鎮痛剤で対応できる程度が多いですが、個人差があります。
  • 皮下出血(青あざ):麻酔注射部位や照射部位にあざが出ることがあります。2〜3週間で自然に吸収されます。
  • 発赤:照射後の皮膚が赤くなることがあります。数日〜1週間程度で落ち着くことが多いです。
  • 水疱・痂皮(かさぶた):まれに水疱(水ぶくれ)や痂皮が生じることがあります。自己判断でつぶさず、クリニックへご相談ください。
  • 治療部位の硬化(しこり感):皮下組織の炎症・修復反応により、硬くなったと感じる方がいます。数週間〜数か月かけて徐々に軽減していくことが多いです。

② 効果・費用面のデメリット

  • 自由診療で費用が高い:ミラドライは2026年5月時点で保険適用外です。1回の施術費用は高額になるため、経済的な負担を感じる方もいます(当院料金は後述の料金表をご確認ください)。
  • 効果に個人差がある:1回目で約60〜80%の改善が期待できるとされますが、ワキガの程度や汗腺の深さによっては2回目の施術が必要な場合があります。効果は必ずしも一律ではありません。
  • 麻酔注射の痛み:局所麻酔注射を脇に複数箇所行います。照射中の痛みは麻酔で軽減されますが、麻酔注射そのものにはチクッとした痛みがあります。全身麻酔・静脈麻酔は行わないため、注射の痛みが苦手な方は事前にご相談ください。
  • 当日〜数日は日常生活に制限が出る場合がある:激しい運動・飲酒・高温の入浴は腫れや出血を悪化させる可能性があるため、一定期間の注意が必要です。多くの方は当日帰宅可能ですが、職種によっては数日間の配慮が必要になることがあります。

③ まれに起こりうるリスク(神経損傷・後遺症について)

「神経損傷」「後遺症」というキーワードで検索される方が多いため、正確な情報をお伝えします。

  • 上腕内側のしびれ:脇の下には上腕内側(腕の内側)に走る皮神経が存在します。ミラドライの熱がこの神経に影響を与えることで、上腕内側のしびれや感覚の鈍さが数週間続く場合があります。多くの場合は一過性で、時間の経過とともに回復するとされていますが、回復期間には個人差があります。
  • 永続的な神経損傷のリスク:ごくまれに、しびれが長期間続くケースが報告されています。適切なマーキング・麻酔・照射出力の設定が重要で、経験豊富な医師のもとで治療を受けることがリスク低減につながります。
  • 皮膚の色素変化:色素沈着や色素脱失(色が抜ける)が起きることがあります。多くは一時的ですが、経過観察が必要です。
  • 感染・炎症の遷延:ごくまれに感染が生じる場合があります。異常な発赤・膿・発熱を伴う場合はすぐにご連絡ください。

「永続的な後遺症が残った」「神経が完全に損傷した」という事例が皆無とはいえませんが、正しく管理された施術環境では発生リスクは低いとされています。不安な方は、皮膚科専門医への相談と十分なカウンセリングが不可欠です。

「ミラドライで後悔した」と感じる主な原因と対策

インターネットや知恵袋では「ミラドライ 後悔」という声が一定数見られます。後悔の原因を整理すると、多くは「事前の説明不足」「過度な期待」「ダウンタイムの想定不足」の3つに集約されます。

後悔の原因① 事前説明が不十分だった

「こんなに腫れるとは思わなかった」「しびれがこんなに長く続くとは聞いていなかった」という声があります。施術前のカウンセリングで副作用・ダウンタイム・費用・回数について納得するまで確認することが重要です。

後悔の原因② 効果への過度な期待

「1回で完全に治ると思っていた」というケースです。ミラドライは破壊した汗腺を再生させない仕組みですが、すべての汗腺を破壊できるわけではなく、効果には個人差があります。重症度によっては2回目の照射が推奨される場合もあります。

後悔の原因③ ダウンタイムの準備不足

「翌日から普通に働けると思ったが、腕を上げるのがつらかった」という声もあります。特に腕をよく使うお仕事の方・接客業の方は、施術後数日間の状態を見越したスケジュール調整をおすすめします。

対策:後悔を防ぐためのポイント

  • 副作用・ダウンタイムをカウンセリングで具体的に確認する
  • 自分のワキガ・多汗症の重症度を医師に正確に評価してもらう
  • 1回で解決しない可能性(2回目の費用・間隔)も含めて想定しておく
  • 施術後数日間は仕事・運動・旅行などのスケジュールに余裕を持つ
  • 皮膚科専門医が在籍するクリニックを選ぶ(術後トラブル発生時に保険診療で対応できる環境が望ましい)

当院(江坂駅前花ふさ皮ふ科)でミラドライを受ける際のポイント

大阪府吹田市・江坂駅前にある江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、皮膚科専門医 花房崇明(理事長)の監修のもとでミラドライを提供しています。当院が重視しているのは、「本当にミラドライが適応かどうか」をカウンセリングで丁寧に見極めることです。

  • 皮膚科専門医によるリスク評価:デメリット・副作用・術後の経過について、個人の状態に合わせて説明します。
  • 術後トラブルへの保険診療対応:一般皮膚科を併設しているため、施術後に肌トラブルが生じた場合も保険診療で対応できる体制を整えています。
  • 重症例は剪除法(手術)への紹介も:ミラドライよりも手術(剪除法)の方が適切と判断される重度のワキガの方は、より根治性の高い治療への案内も行います。
  • 北摂エリアからのアクセス:大阪メトロ御堂筋線「江坂駅」からすぐのため、吹田・豊中・茨木・千里エリアからも通いやすい立地です。

料金・費用について

ミラドライは自由診療(保険適用外)です。当院の料金は以下のとおりです。

治療内容 治療範囲 税込価格 必要回数
ミラドライ 両わき 178,000円 1〜2回(個人差あり)
初回カウンセリング 1,100円 1回
自由診療再診料 1,100円 都度
  • 価格はすべて税込
  • 自由診療(保険適用外)
  • 必要な治療回数:症状の程度や汗腺の深さにより1〜2回が目安(個人差があります)
  • 効果には個人差があります
  • 主なリスク・副作用:腫れ・痛み・腋窩周辺の違和感・皮下出血・発赤・水疱・痂皮・しびれ(上腕内側含む)・治療部位の硬化など
  • ワキガ・多汗症の治療目的と医師が判断した場合、医療費控除の対象となる可能性があります(最終判断は管轄税務署。領収書を必ず保管のうえ確定申告時にご確認ください)
  • ミラドライは2026年5月時点で日本では保険適用外です。保険適用の時期について現時点で公的な発表はありません

詳しい料金は美容皮膚科料金ページでもご確認いただけます。

費用や回数について詳しく知りたい方は、まずカウンセリングでご自身の状態を確認することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q. ミラドライで神経損傷は本当に起こりますか?

脇の下を走る皮神経(上腕内側の感覚神経)に熱が影響し、腕の内側のしびれや感覚の変化が数週間続く場合があります。多くは一過性で回復するとされていますが、ごくまれに長期化するケースも報告されています。症状が続く場合は必ずクリニックへご相談ください。適切な照射設定と経験ある医師による施術がリスク低減につながります。

Q. ミラドライの副作用はいつまで続きますか?

腫れや痛みは施術後2〜7日でピークを迎え、多くの場合1〜2週間で軽快します。硬化(しこり感)は数週間〜数か月かかることがあります。しびれは数週間で回復する方が多いですが、個人差があります。

Q. ミラドライは失敗することがありますか?

「効果が十分でなかった」「ダウンタイムが想定より長かった」という形で後悔・失敗と感じるケースがあります。事前の重症度評価・十分な説明・適切な照射が重要です。1回で効果が不十分な場合は、3〜6か月以上空けて2回目の照射を検討します。

Q. ミラドライのダウンタイムはどのくらいですか?

多くの方は当日帰宅可能ですが、当日〜数日は腫れ・痛み・皮下出血が残ることがあります。激しい運動や飲酒は腫れを悪化させる可能性があるため、1週間程度は控えることが推奨されます。個人差があるため、仕事や予定には余裕を持ったスケジュールをおすすめします。

Q. ミラドライは5年後も効果が続きますか?

熱破壊された汗腺は再生しないため、効果は長期間維持されるとされています。海外論文では術後1年・3年・5年のフォローアップで効果維持が報告されています。ただし「破壊しきれなかった汗腺」や個人差により、再発を感じる方もいます。その場合は2回目の治療で対応します。

Q. ミラドライは保険適用になりますか?

2026年5月時点では日本でのミラドライは保険適用外(自由診療)です。保険適用の予定について現時点で公的な発表はありません。一方、ワキガ・多汗症の治療目的と医師が判断した場合は医療費控除の対象となる可能性があります(最終判断は管轄税務署)。

Q. ビューホットと比べてミラドライのデメリットは何ですか?

ミラドライとビューホットは使用するエネルギーの種類(マイクロ波と高周波RF)が異なり、効果範囲・ダウンタイム・痛みの出方にそれぞれ特徴があります。どちらが適しているかは個人の症状・体質によって異なるため、医師によるカウンセリングで比較検討することをおすすめします。

江坂駅前花ふさ皮ふ科にご相談ください

ミラドライはワキガ・多汗症の治療として有効な選択肢ですが、腫れ・しびれ・硬化感などのダウンタイムや、まれに起こる神経への影響についても正しく理解したうえで検討することが大切です。「後悔したくない」「デメリットをきちんと聞いてから決めたい」という方ほど、治療前のカウンセリングを大切にしてください。

江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、皮膚科専門医 花房崇明(理事長)の監修のもと、ミラドライの適応・リスク・効果の見込みを丁寧にご説明しています。一般皮膚科・美容皮膚科を併設しているため、術後に万が一のトラブルが生じた場合も保険診療でフォローできる体制です。初回カウンセリング1,100円(税込)でまずはお気軽にご相談いただけます。

24時間オンラインでご予約いただけます。ご自身の症状とミラドライの適応について、一緒に確認しましょう。