監修:皮膚科専門医 花房崇明(江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 理事長)

シルファームXとは?まず結論からお伝えします

シルファームX(Sylfirm X)は、韓国Viol(ヴィオール)社が開発したマイクロニードルRF(高周波)治療器です。「針で高周波を届けるMPモード」と「針を使わずに高周波を照射するSRモード」の2種類を使い分けることで、肝斑・ニキビ跡・毛穴の開き・赤ら顔など幅広い肌トラブルへのアプローチが可能な自由診療です。

米国FDAの承認を取得していますが、日本国内では未承認の医療機器です。当院(江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科)では国内正規代理店を経由して導入しており、皮膚科専門医の監修のもと適応を判断したうえで施術を行っています。

「肝斑があっても治療できるの?」「ダーマペンやポテンツァとどう違うの?」といった疑問にも、この記事でわかりやすくお答えします。

まずはカウンセリングで、あなたの肌状態や適応をご確認いただけます。

シルファームXの仕組み:SR・MPモードとは何か

シルファームXの最大の特徴は、「パルス波RF(PW-RF)」と「2つのモード」を組み合わせた点にあります。それぞれの仕組みを整理します。

パルス波RFとは

従来の高周波(RF)治療では「連続波(CW)」でエネルギーを届ける方式が主流でした。シルファームXは「パルス波(PW)」でエネルギーを断続的に照射するため、熱の拡散が少なく、神経・血管への熱負担を抑えた設計になっています。この仕組みが、肝斑悪化リスクを下げながら真皮層にアプローチできる理由の一つです。

SRモード(Selective Region)

  • 針を皮膚に刺さない非インサーション(ノンインサル)モード
  • 皮膚表面からパルス波RFを照射し、広範囲の赤み・色ムラ・血管病変にアプローチ
  • 主な適応:赤ら顔・肝斑・毛細血管の赤み・くすみ
  • 針を刺さないため、出血リスクがなく肌への負担が比較的少ない

MPモード(Multi Polar)

  • 超極細針(25G相当)を皮膚に刺し、真皮層に直接RFを届けるマイクロニードルRFモード
  • 真皮層でのコラーゲン生成・リモデリング(組織再生)を促す
  • 主な適応:ニキビ跡(赤み・クレーター様の凹凸)・毛穴の開き・小じわ・ハリ・たるみ
  • 使用時は別途針代(9,500円/回)が必要

2モードの使い分けイメージ

モード針の有無主なターゲット代表的な悩み
SRモードなし表皮〜真皮浅層の血管・色素赤ら顔・肝斑・色ムラ
MPモードあり(極細針)真皮層のコラーゲン・線維ニキビ跡・毛穴・小じわ・たるみ

症状によっては、SRモードとMPモードを同日に組み合わせて使用することもあります。どちらのモードを使うかは、カウンセリング時に医師が肌状態を確認したうえで判断します。

シルファームXが適応となる主な肌悩み

シルファームXは「肝斑・ニキビ跡・毛穴・赤ら顔」を中心に、幅広い肌トラブルへのアプローチが期待できます。ただし、効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が出るわけではありません。

肝斑

肝斑は、ホルモンバランスや紫外線の影響で起こるとされる薄茶色のシミで、一般的なレーザー照射では悪化することもある難しい症状です。シルファームXのパルス波RFは熱ダメージが少ない設計のため、肝斑があっても適応と判断された場合は施術を検討できます。「肝斑があるから美容治療をあきらめていた」という方も、まずはご相談ください。

ニキビ跡・クレーター様の凹凸

ニキビが治った後に残る赤み(炎症後紅斑)や、クレーター状の凹凸(瘢痕)に対し、MPモードで真皮層にRFを届けることでコラーゲン産生を促します。軽度〜中等度の凹凸では効果が期待しやすく、重度のクレーターでは複数回の継続が必要になることが多いです。

毛穴の開き・たるみ毛穴

たるみによって縦長に広がった「たるみ毛穴」には、真皮層のコラーゲン増生とリフトアップ効果を目指すMPモードが有効です。毛穴の開きが気になり始めた方や、スキンケアだけでは改善しないと感じている方に選ばれています。

赤ら顔・酒さ様の赤み

頬や鼻周りの慢性的な赤みや、毛細血管の拡張が原因とされる赤ら顔にはSRモードを使用します。ステロイド外用薬などでは対応が難しいケースでも、皮膚科での総合的な診断のもとアプローチできることが特徴です。

詳しい適応については、シルファームX詳細ページもあわせてご覧ください。

治療の流れ・ダウンタイム・副作用

シルファームXの施術当日から回復までの流れをご説明します。ダウンタイムは赤み・腫れが1〜2日でピークになることが多く、翌日からメイク可能な方も少なくありませんが、肌状態による個人差があります。

施術当日の流れ

  • カウンセリング(初回は1,100円税込)・肌状態の確認
  • 洗顔・メイクオフ
  • 表面麻酔クリームの塗布(20〜30分程度)
  • モード選択(SR・MP、または併用)
  • 照射:顔全体で目安15〜30分(範囲・モードによる)
  • クーリング・鎮静処置
  • 当日帰宅可能。直後からのメイクは原則NG(肌状態により数時間〜24時間後を目安に再開)

ダウンタイムの目安(個人差あり)

  • 当日〜数時間:照射部位の赤み・軽い腫れ・点状出血
  • 1〜2日:赤みのピーク、乾燥感・ヒリヒリ感
  • 数日〜1週間:細かいかさぶた、ザラつき、点状出血のあと
  • まれに:内出血(紫斑)、毛嚢炎、色素沈着、やけど(熱傷)、感染

痛みについて

表面麻酔を使用するため、多くの方はチクチクとした程度の痛みで施術を受けられます。ただし、鼻周り・額・あご先など皮膚が薄い部分はより痛みを感じやすく、個人差も大きいです。「痛みが強い」と感じる場合は出力を調整して対応します。

施術後のスキンケアで注意すること

  • 当日の洗顔は優しく、ピーリング系コスメや強い摩擦は避ける
  • 翌日以降は保湿をしっかり行い、日焼け止め+帽子で紫外線対策を徹底
  • 当日の入浴はぬるめのシャワーにとどめ、サウナ・長時間入浴は避ける
  • 飲酒・激しい運動は当日控える

必要回数と効果が出るタイミング

効果には個人差があり、目安は月1回・5回コースです。重度のニキビ跡・クレーター・たるみ毛穴では6〜10回まで継続される方もいます。

症状別の効果実感タイミングの目安

  • 赤ら顔・肝斑:3〜5回頃から少しずつ変化を感じる方が多い
  • 毛穴・ハリ感:2〜3回目から実感し始める方もいる
  • ニキビ跡(クレーター様):5回以降で徐々に変化が出始めることが多い

皮膚のターンオーバー(新しい皮膚に入れ替わるサイクル)は約28日とされており、それを超えて初めて変化が出始めることが一般的です。「1〜2回で効果なし」と判断するのは早い場合があります。治療間隔は最低でも1か月以上空けることが原則です。

治療終了後は、半年〜1年に1回程度のメンテナンス施術を受けることで、効果を維持しやすいとされています。

料金案内

治療内容治療範囲税込価格必要回数
シルファームX トライアル顔全体22,000円1回
シルファームX 単回顔全体27,500円1回
シルファームX 2回コース顔全体48,400円2回
シルファームX 6回コース顔全体132,000円6回
ピコトーニング3回+シルファームX2回セット顔全体103,400円計5回
針代(MPモード使用時)9,500円/回
初回カウンセリング1,100円1回
自由診療再診料1,100円都度
  • 価格はすべて税込
  • 自由診療(保険適用外)
  • 必要な治療回数:症状の程度により1〜10回が目安(公式は月1回・5回コースを推奨)
  • 効果には個人差があります
  • 主なリスク・副作用:赤み・腫れ・点状出血・乾燥感・かさぶた・色素沈着・毛嚢炎・内出血・やけど・感染など
  • シルファームXは国内未承認医療機器(米国FDA承認)です。当院は国内正規代理店を経由して導入しています。
  • 治療目的と医師が判断した場合、医療費控除の対象となる可能性があります(最終判断は管轄税務署)

料金の詳細は美容皮膚科料金ページでもご確認いただけます。

ご予約はオンラインで24時間受け付けています。まずはお気軽にどうぞ。

江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科の特徴

大阪府吹田市・江坂駅前に位置する当院は、一般皮膚科・形成外科・美容皮膚科を併設する総合的なクリニックです。シルファームXの施術は、理事長・花房崇明(皮膚科専門医)の監修のもとで行っています。

  • 皮膚科専門医が監修:施術前の適応判断から、施術後のトラブル対応まで皮膚科医がサポート。万一、施術後に肌トラブルが生じた場合も保険診療でフォローできる体制があります。
  • 肝斑がある方も相談可能:肝斑の治療経験をもつ皮膚科医が適応をきちんと判断したうえで施術を行います。
  • 組み合わせ治療の選択肢:ピコトーニング・ハイドラフェイシャル・トラネキサム酸内服など、シルファームXと組み合わせることでより総合的にアプローチできる治療も提供しています。
  • ニキビ・赤ら顔は保険診療との併用も:外用薬・内服薬による保険診療と美容治療を組み合わせるかどうか、医師が診断したうえでご提案します。
  • アクセス良好:大阪メトロ御堂筋線「江坂駅」からすぐ。吹田・豊中・茨木・千里などの北摂エリアからも通いやすい立地です。
  • 初回カウンセリング1,100円(税込):気軽に相談できる価格設定で、当日施術かどうかは患者さんのご都合に合わせて判断できます。

よくある質問(FAQ)

シルファームXとダーマペンは何が違うの?

ダーマペンは極細針で皮膚に微細な穿刺孔をあけ、皮膚の自然再生力を利用する治療です。RF(高周波)を伴わないため、真皮層への熱刺激はありません。シルファームXのMPモードはマイクロニードルにRFを組み合わせているため、コラーゲン産生や組織リモデリングへの働きかけに加え、たるみ・赤ら顔へのアプローチも期待できます。どちらが適しているかは肌悩みによって異なりますので、カウンセリングでご相談ください。

肝斑にレーザーは使えないと言われたけど、シルファームXは大丈夫?

フラクショナルレーザーやCO2レーザーは熱ダメージが強く、肝斑を悪化させるリスクがあります。シルファームXはパルス波RFを使用するため、肝斑へのリスクが比較的低い設計ですが、必ずしもすべての方に適応があるとは限りません。医師が肌状態を診察・判断したうえで適応を確認します。

「効果なし」という口コミを見たけど本当に効くの?

「効果を感じにくい」主な原因として、①1〜2回で判断している(5回継続が前提)、②重度のクレーター様ニキビ跡などシルファームX単独では限界がある症例、③施術後のスキンケア・紫外線対策が不十分、④そもそも適応外の症状(深いシミ・脂漏性のいぼなど)——といったケースが考えられます。効果には個人差があり、どの治療が合っているかは症状によって異なります。

1回の施術でどのくらい時間がかかる?

表面麻酔の時間を含め、おおよそ1〜1.5時間程度が目安です。照射自体は顔全体で15〜30分ほど(範囲・モードによって変わります)。施術後はクーリングを行ってから帰宅していただけます。

施術後すぐに仕事や外出はできる?

当日帰宅は可能ですが、赤みや腫れが出ることが多く、直後のメイクは原則お控えいただいています。翌日からメイクを再開できる方も多いですが、肌状態によっては数日間メイクを控えた方が望ましいケースもあります。大事な予定の前後は日程に余裕をもってご予約されることをおすすめします。

江坂駅前花ふさ皮ふ科にご相談ください

シルファームXは、肝斑・ニキビ跡・毛穴・赤ら顔など複数の肌悩みに対し、SR・MPの2モードで対応できる治療です。「自分の肌に合っているかわからない」「他の治療との組み合わせはどうすれば良いか」といったご疑問も、カウンセリングの場でゆっくりお話しいただけます。

当院では皮膚科専門医・花房崇明の監修のもと、一人ひとりの肌状態に合わせた治療のご提案を行っています。初回カウンセリング料は1,100円(税込)です。無理に施術をすすめることはありませんので、まずはお気軽にお声がけください。

気になる方は、24時間オンラインでいつでもご予約いただけます。