監修者:花房 崇明

監修医師

理事長:花房 崇明(はなふさ たかあき)

[ 資 格 ]

・医学博士(大阪大学大学院) / 日本皮膚科学会皮膚科専門医

・日本アレルギー学会アレルギー専門医 / 日本抗加齢医学会専門医

[ 所属学会 ]

・日本皮膚科学会 / 日本アレルギー学会 / 日本美容皮膚科学会 等

【自由診療】江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、ワキ汗・ワキのにおいの診察とミラドライ治療を行っています

ワキ汗・においは原因と程度によって適した治療が異なります。まず診察で、ミラドライの適応かどうかを確認します

  • 皮膚科専門医・ミラドライ公式認定医の理事長が治療を監修
  • 両わき 1回 178,000円(平日)/242,000円(税込)。初回カウンセリング 1,100円
  • 江坂駅徒歩1分。新大阪・梅田から御堂筋線で直通

自由診療(保険適用外)です。施術後に腫れ・痛み・内出血・しびれ・治療部位の硬さなどが生じることがあり、多くは数週間で落ち着きますが個人差があります。効果の程度・持続にも個人差があり、追加照射が必要になることがあります。妊娠中の方、心臓ペースメーカーをご使用の方などは施術をお受けいただけない場合があります。使用機器の国内承認状況・副作用・治療回数の目安は治療ページに掲載し、診察時にも説明します。お問い合わせ: 江坂院 06-6368-1200

ワキガ治療はどう選ぶ?まず知っておきたいこと

「ワキガの治療を受けたいけれど、 どの方法が自分に合うのかわからない」 と悩んでいる方は少なくありません。

現在、ワキガ・多汗症に対しては、 ミラドライ、 ビューホットなどのマイクロニードルRF治療、 ボツリヌストキシン注射、 剪除法などの手術 といった複数の治療方法があります。

結論からお伝えすると、
「すべての人に一番良いワキガ治療」というものはありません。

ニオイが主な悩みなのか、汗の量が主な悩みなのか、傷跡をどこまで許容できるのか、ダウンタイムを取れるのか、保険診療を希望するのかによって、適した治療方法は変わります。

たとえば、 汗とニオイの両方が気になり、切開を避けたい場合 にはミラドライが選択肢となります。

一方、 主に発汗量を抑えたい場合 にはボツリヌストキシン治療が選択肢となり、重度の腋臭症で、傷跡やダウンタイムを許容してより直接的にアポクリン腺を除去したい場合 には剪除法などの外科治療が検討されます。

この記事では、 4つの治療方法を 「仕組み・効果・持続期間・ダウンタイム・傷跡・保険・エビデンス」 の観点から比較します。

ワキガと多汗症の違い|原因となる汗腺

ワキガ(腋臭症)と多汗症は、 同じ「脇の悩み」でも原因が異なります。

ワキガ(腋臭症)とアポクリン汗腺

ワキガの特徴的なニオイには、 アポクリン汗腺から分泌される成分と皮膚常在菌 が関係します。

アポクリン汗そのものだけが強い悪臭を持つわけではなく、 皮膚表面で細菌などの影響を受けることで特徴的なニオイにつながります。

多汗症とエクリン汗腺

一方、 多汗症における大量の発汗には、 主としてエクリン汗腺 が関係します。

そのため、 「汗を減らす治療」と「ニオイの原因となる汗腺を減らす治療」は、完全に同じではありません。

4つのワキガ治療を徹底比較

① ミラドライ|マイクロ波治療

ミラドライは、 5.8GHzのマイクロ波を利用して腋窩の汗腺が存在する層を加熱する医療機器 です。

日本では、 医療機器承認番号 23000BZX00161000 として、 重度の原発性腋窩多汗症を治療するための医療機器 として承認されています。

エクリン汗腺とアポクリン汗腺の存在する層に熱を加えるため、 海外では 発汗量だけでなく腋臭の改善 についても研究されています。

  • 切開: なし
  • 主な作用: 汗腺が存在する層をマイクロ波で加熱
  • メリット: 切開せず、長期的な発汗減少を目指せる
  • 治療回数: 1回で改善する方もいますが、状態によって2回目を検討
  • ダウンタイム: 腫れ、疼痛、皮下出血、硬化、しびれなど
  • 保険: 自由診療
承認適応について
日本での承認上の使用目的は 「重度の原発性腋窩多汗症」 です。 「ワキガ治療として厚生労働省が承認している」という意味ではない ため、表現を分けて考える必要があります。

② ビューホット|マイクロニードルRF治療

ビューホットは、 皮膚に微細な針を刺入し、 高周波(RF)エネルギーを皮下に加える治療 です。

マイクロニードルRFを利用して汗腺周辺に熱作用を加えるという考え方で、 切開を伴わない治療の一つです。

  • 切開: なし。ただし多数の微細な針を使用
  • エネルギー: 高周波(RF)
  • メリット: 外科手術のような大きな切開を必要としない
  • ダウンタイム: 赤み、腫れ、疼痛、痂皮、点状の皮膚反応など
  • 保険: 自由診療
マイクロニードルRFについては、 多汗症や腋臭症に対する研究があります。 ただし、 「マイクロニードルRF全般の研究結果」を、そのまま特定製品であるビューホットの治療成績とみなすことはできません。 機器、針の深さ、照射方法、治療回数などが研究ごとに異なるためです。

2024年のランダム化比較試験では、 原発性腋窩多汗症に対するfractional microneedle RFとボツリヌストキシンAを比較した結果、 12か月時点ではボツリヌストキシンAの方が有効性と患者満足度で優れ、RF治療の方が疼痛が強かった と報告されています。

③ ボトックス注射|発汗を一時的に抑える治療

ボツリヌストキシンAは、 神経終末からのアセチルコリン放出を抑制し、 エクリン汗腺からの発汗を抑える 治療です。

そのため、 医学的エビデンスが特に強いのは 原発性腋窩多汗症に対する発汗抑制 です。

大規模な無作為化プラセボ対照試験では、 4週後に ボツリヌストキシン群の94%で発汗量が50%以上減少 していました。

  • 切開: なし
  • 主な目的: 発汗量の減少
  • メリット: ダウンタイムが比較的少ない
  • 持続: 永続的ではなく、時間とともに作用が弱くなる
  • 再治療: 効果が薄れれば繰り返し治療が必要
  • 保険: 一定の基準を満たす重度の原発性腋窩多汗症では、対象製剤が保険適用となる場合あり
ワキガへの考え方
汗の量を減らすことでニオイが軽減すると感じる方はいますが、 ボツリヌストキシンの確立した主な適応・エビデンスは多汗症に対する発汗抑制 です。 「アポクリン汗腺を物理的に除去する治療」と同じものではありません。

④ 剪除法|アポクリン汗腺を直接除去する手術

剪除法は、 腋窩を切開して皮膚を皮弁状に剥離し、 皮膚の裏側からアポクリン汗腺を確認しながら剪除する外科治療 です。

「皮膚そのものを広範囲に切除する方法」とは異なり、 一般的な剪除法では 皮膚を温存しながら、皮下側の汗腺組織を取り除く 方法が用いられます。

  • 切開: あり
  • 主な標的: アポクリン汗腺
  • メリット: 汗腺を直接確認しながら除去できる
  • デメリット: 傷跡、血腫、皮膚壊死、感染、創傷治癒遅延などの手術リスク
  • ダウンタイム: 非切開治療より長くなる傾向
  • 保険: 腋臭症と診断され、保険診療の要件を満たす場合には保険診療となることがある

開放手術と吸引・掻爬などの低侵襲手術を比較したメタ解析では、 開放手術は再発・無効が少ない一方、 低侵襲手術は急性合併症が少ない というトレードオフが示されています。

ミラドライ・ビューホット・ボトックス・剪除法の比較表

それぞれの特徴を一覧で比較すると以下のようになります。

比較項目ミラドライビューホット等
マイクロニードルRF
ボツリヌストキシン剪除法
方法マイクロ波針+高周波RF注射外科手術
切開なしなし
微細な針穴
なしあり
発汗への作用あり研究あり強いエビデンスあり術式・切除範囲による
腋臭への作用海外研究あり研究あり間接的な改善の可能性アポクリン腺を直接除去
効果の持続長期効果を目的機器・方法により異なる一時的長期改善を目的
ダウンタイム腫れ・疼痛など赤み・痂皮など比較的少ない比較的長い
傷跡切開創なし大きな切開創なし注射痕程度切開創あり
保険適用なしなし重度原発性腋窩多汗症で
一部製剤に適用
腋臭症で要件を満たせば
適用される場合あり
主に検討しやすい方汗+ニオイ
切開を避けたい
非切開RFを希望発汗が主な悩み
ダウンタイムを抑えたい
腋臭が強い
手術も許容できる
比較表だけで治療を決めないことが重要です。

ワキガ治療では、 「ニオイ」「汗」「傷跡」「ダウンタイム」「再治療」「費用」 のどれを優先するかによって適した治療が変わります。

症状別|ワキガ治療の選び方

「ニオイも汗も両方気になる」

ニオイだけでなく、 服が濡れるほどの発汗にも困っている場合には、 汗腺が存在する層をマイクロ波で加熱するミラドライ が選択肢となります。

ただし、 日本での承認適応は重度の原発性腋窩多汗症であり、 腋臭への効果については海外研究などを参考に判断します。

「とにかく汗を減らしたい」

ニオイよりも発汗量が主な悩みで、 ダウンタイムをできるだけ少なくしたい 場合には、 ボツリヌストキシン治療が選択肢となります。

一方、 効果は永続的ではないため、 継続的に治療する可能性も考える必要があります。

「切開は避けたいがRF治療を検討したい」

マイクロニードルRFは、 大きな切開を避けながら熱エネルギーを加える方法です。

ただし、 使用する機器や設定、治療回数によってエビデンスが異なる ため、 「RFならすべて同じ」と考えないことが大切です。

「重度のワキガを直接治療したい」

重度の腋臭症で、 切開や術後固定、傷跡を許容できる 場合には、 剪除法などの外科的治療が選択肢となります。

外科治療ではアポクリン汗腺を直接確認して除去できる一方、 血腫、創傷治癒遅延、皮膚障害、瘢痕などの手術特有のリスク について理解が必要です。

当院のミラドライ料金と注意事項

当院では、 切開しないワキガ・多汗症治療の選択肢として ミラドライ を提供しています。

治療内容治療範囲税込価格必要回数
ミラドライ両わき178,000円1〜2回
(個人差あり)
初回カウンセリング―1,100円1回
自由診療再診料―1,100円都度
  • 自由診療・保険適用外です。
  • 必要な治療回数・効果には個人差があります。
  • 主なリスク・副作用として、 腫れ、疼痛、皮下出血、発赤、水疱、痂皮、しびれ、硬化など があります。
医療費控除について
ミラドライだから一律に医療費控除対象となるわけではありません。 医師による疾病・症状の治療の対価として税法上認められるかどうかが重要で、 美容・審美目的の費用は原則として対象外 です。 最終的な判断は所轄税務署等へご確認ください。

料金の詳細は 美容皮膚科料金ページ もご確認ください。

ミラドライがご自身に合うか確認したい方へ

まずはカウンセリングでご相談ください。

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江坂駅前花ふさ皮ふ科のワキガ治療の特徴

皮膚科専門医による適応の見極め

重要なのは、 「ミラドライを受けたい」という希望だけで治療方法を決めるのではなく、症状に合っているか確認すること です。

ニオイが主な悩みなのか、 大量発汗が主な悩みなのか、 両方なのかを確認しながら治療方法を検討します。

手術を含めて必要な治療を検討

症状が強く、 非切開治療より外科治療が適すると考えられる場合には、 外科治療を含めた他の選択肢 についても検討します。

術後のアフターフォロー

ミラドライ後には、 腫れや疼痛、硬化、しびれなどが生じる場合があります。

当院では、 施術後に異常がある場合にも医師が診察できる体制 を整えています。

江坂駅からアクセスしやすい立地

大阪メトロ御堂筋線 「江坂駅」 からアクセスしやすく、 吹田・箕面・茨木など北摂エリアからも通院いただいています。

よくある質問(FAQ)

質問部分をクリックすると回答が開きます。

Q. ミラドライとビューホット、どちらがワキガに効果的ですか?
A. 一律に 「どちらの方が優れている」 とは言えません。 ミラドライは マイクロ波、 ビューホットは 針を用いた高周波RF という異なる方法です。 また、 ミラドライについては腋窩多汗症を中心に比較試験や長期研究がありますが、 ビューホットについては特定製品そのものの質の高い比較研究が限られます。 ニオイ・発汗の程度、 ダウンタイム、 希望する治療方法などを踏まえて判断します。
Q. ミラドライとボトックスはどう違いますか?
A. 大きな違いは治療の仕組みです。 ミラドライは マイクロ波で汗腺の存在する層を加熱 します。 一方、 ボツリヌストキシンは 神経から汗腺への刺激を一時的に抑える ことで発汗を減らします。 ダウンタイムの少なさを重視する場合はボツリヌストキシンが選択肢となり、 長期的な発汗減少を希望する場合にはミラドライが選択肢になります。
Q. ミラドライと剪除法はどちらを選べばよいですか?
A. 切開を避けたい、傷跡をできるだけ残したくない 場合にはミラドライが検討されます。 一方、 重度の腋臭症で、 切開やダウンタイムを許容してアポクリン汗腺を直接除去したい 場合には剪除法などの手術が選択肢となります。 症状や希望によって適した方法は異なります。
Q. 剪除法はワキの皮膚を全部切り取る手術ですか?
A. 一般的な剪除法では、 皮膚を広範囲に切除するのではなく、 腋窩を切開して皮膚を皮弁状に剥離・反転し、その裏側からアポクリン汗腺を剪除 します。 術式は施設によって異なるため、 傷の長さや固定方法などは手術を受ける医療機関で確認してください。
Q. ボトックスはワキガのニオイにも効きますか?
A. 発汗量が減ることで、 結果としてニオイの軽減を感じる方はいます。 ただし、 ボツリヌストキシンで最も確立しているエビデンスは原発性腋窩多汗症に対する発汗抑制 です。 アポクリン汗腺そのものを外科的に除去する治療とは仕組みが異なります。
Q. ミラドライは保険適用になりますか?
A. 2026年時点で、 ミラドライ治療は 保険適用外の自由診療 です。 ミラドライ自体は日本で 重度の原発性腋窩多汗症治療用の医療機器 として承認されていますが、 医療機器の承認と健康保険の適用は別の制度です。
Q. 剪除法は保険適用になりますか?
A. 腋臭症と診断され、 保険診療上の条件を満たして適切な術式を行う場合には、 保険診療となることがあります。 すべてのワキガ手術が自動的に保険適用となるわけではありませんので、 受診する医療機関へ確認してください。
Q. 一番ダウンタイムが少ないワキガ治療はどれですか?
A. 一般的には、 ボツリヌストキシン注射は切開を伴わず、比較的ダウンタイムが少ない治療 です。 一方、 ミラドライでは腫れや疼痛、 マイクロニードルRFでは赤みや痂皮など、 剪除法では創傷管理や固定が必要になる場合があります。 ただし、 治療効果や持続期間も異なるため、 ダウンタイムの短さだけで選ばないこと が重要です。
Q. 一番効果が長く続く治療はどれですか?
A. ミラドライや外科手術は、 長期的な改善を目的とした治療です。 一方、 ボツリヌストキシンは作用が時間とともに低下するため、 必要に応じて再治療します。 ただし、 治療ごとに対象となる症状や評価方法が異なるため、単純に「何年続くか」だけで比較することはできません。
Q. ワキガと多汗症の両方がある場合はどうすればよいですか?
A. ニオイと発汗の両方がある場合には、 どちらの症状がどの程度生活に影響しているか を確認して治療を選びます。 ミラドライは汗腺が存在する層を加熱する治療で、 発汗と腋臭の両方を改善したい方に検討されることがあります。 ただし、 症状の程度によっては他の治療方法が適する場合もあります。
Q. ミラドライは医療費控除の対象になりますか?
A. 「ミラドライだから必ず医療費控除対象」 というわけではありません。 医師による疾病・症状の治療の対価として税法上認められるかが重要で、 美容・審美目的の費用は原則として対象外 です。 最終的な税務上の判断については所轄税務署等へご確認ください。

まとめ|どのワキガ治療が合うかは症状と希望で変わります

ミラドライ、 ビューホットなどのマイクロニードルRF、 ボツリヌストキシン、 剪除法は、 それぞれ治療の仕組みも、得意とする症状も、ダウンタイムも異なります。

4治療の違いを簡単にまとめると

■ ミラドライ
マイクロ波による非切開治療。 汗とニオイの両方が気になり、 切開を避けたい場合の選択肢。

■ ビューホット・マイクロニードルRF
針から高周波を加える非切開治療。 ただし製品・方法ごとにエビデンスを確認する必要あり。

■ ボツリヌストキシン
発汗抑制のエビデンスが強く、 ダウンタイムが比較的少ない。 一方、効果は永続的ではない。

■ 剪除法
切開してアポクリン汗腺を直接除去。 重度の腋臭症で検討される一方、 傷跡や手術合併症への理解が必要。

重要なのは、 「どの治療が一番強いか」ではなく、自分が何を一番改善したいか です。

ニオイを改善したいのか、 汗を減らしたいのか、 傷跡を避けたいのか、 短いダウンタイムを優先したいのかによって、 治療の選び方は変わります。

江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、 皮膚科専門医 花房崇明(理事長)の監修のもと、 症状・希望・治療のメリットとリスクを確認しながら治療方法を検討 します。

「どの治療が自分に合うのかわからない」 という段階でもご相談いただけます。

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参考文献

  1. A prospective study of the efficacy and safety of a microwave device for the treatment of primary axillary hyperhidrosis.Dermatologic Surgery. 2012;38(5):728-735.
    ▶︎マイクロ波による腋窩多汗症治療(ミラドライ)の有効性
  2. Clinical evaluation of a microwave device for treating primary axillary hyperhidrosis.
    Dermatologic Surgery. 2012;38(5):728-735.
    ▶︎ミラドライ治療後の長期的な効果と安全性
  3. Treatment of hyperhidrosis with microwave technology.Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology. 2013;6(7):27-30.
    ▶︎miraDry後の副作用・ダウンタイム評価

Youtubeでも解説しています